2018年8月。暑い時期は涼しいところへ行こうと思い、デンマーク自治領のフェロー諸島へ行くことにしました。
目次
暑い季節は涼しいところに行こう
夏はやっぱり涼しいところに旅行に行きたい。長く休みが取れるので、週末では絶対いけないところに行ってみたい・・・。ということでターゲットになったのが、デンマーク自治領のフェロー諸島です。
フェロー諸島はアイスランドとノルウェーとイギリスに囲まれた海のちょうど真ん中あたりにある、18の島から成る島国です。グリーンランドと共に、デンマーク自治領としてデンマーク王国を構成しています。
フェロー諸島とは「羊の島」という意味。羊と緑のフェロー諸島に行ってみることにしました。
ネットで見つけたフェロー諸島の絶景を地図で確かめる
日本語のガイドブックに情報があまりない国は、インターネットが頼みの綱。
ただ・・・インターネットでは、その場その場で切り取られた美しい風景をたくさん眺めることができるけど、それが具体的にどこにあるのか、結局わからないままになりがちです。
ということで、フェロー諸島の魅力的な写真と、それがどこにあるのかを当てはめてみました。
まず、フェロー諸島の全貌。
フェロー諸島の首都はトースハウン。一番大きな都市です。この街を拠点にして、多くのツアー会社がデイツアーやショートトリップを扱ってます。
フェロー諸島への玄関口は、ヴォーアル空港。この空港からトースハウンまでは40キロほど離れていて、本数は少ないですが、バスが運行してます。
自分はコペンハーゲンから行きました。どういう経路があるのかは、ぜひこちらで検索を。
他のヨーロッパの国と同じように、日本からは乗換1回程度で行けると思います。
次から、ネットでよく出てくる絶景とその場所をご紹介。
ソルヴァグスヴァテン湖(Sorvagsvatn)
14 Reasons to Visit the Faroe Islands - Condé Nast Traveler
フェロー諸島の有名な景色です。不思議具合について述べている記事もたくさんあります。
この湖はヴォーアル島(Vágar島)にあります。
細長いのがソルヴァグスヴァテン湖、この景色が見えるのはポイント下の方、海に面したところです。
ガサダール村(Gasadalur)
14 Reasons to Visit the Faroe Islands - Condé Nast Traveler
海に落ちていく滝が印象的なこの場所は、ガサダール村(Gasadalur)と言います。
taptrip.jpこの滝も、空港やソルヴァグスヴァテン湖と同じ、ヴォーアル島(Vágar島)の先の方にあります。
滝の名前は「Múlafossur Waterfall」。緑色の地面にちょろっと見える家が、ガサダール村です。
ケァルソイ島のカルーア灯台(Kallur Lighthouse)
14 Reasons to Visit the Faroe Islands - Condé Nast Traveler
断崖絶壁の灯台。これもフェロー諸島の画像を検索したら、よく見る写真のひとつです。
この灯台は北東部の細長い島、ケァルソイ島(Kalsoy島)の北の方にあります。
サクスン村(Saksun)
14 Reasons to Visit the Faroe Islands - Condé Nast Traveler
入り江の周りに、屋根に草の生えた家。向こうに小さく白く見えるのは教会です。
このサクスン村はフェロー諸島の中でも美しい村、というので有名です。
こちらはストレイモイ島(Streymoy島)の北部にあります。深く切れ込んだ入江が地図でもわかります。
ジョグヴ村(Gjógv)
Visit Gjógv and Ambadalur | Guide to Faroe Islands
ダイナミックな海岸線と切り込んだような渓谷、それにカラフルな家が集まる村、ジョグヴ(Gjógv)。
こちらも観光客に人気のピクチャレスクな村です。
この村はエストゥロイ島(Eysturoy)の北にあります。
小ドゥイムン島(Litla Dimun)
14 Reasons to Visit the Faroe Islands - Condé Nast Traveler
フェロー諸島で唯一の無人島。羊と鳥しかいないという、小ドゥイムン島(Litla Dimun)です。
スヴロイ島(Suðuroy)のHvalbaやSandvíkという街から眺めることができます。
Suðuroy - EN - Events - Trip to Lítla Dímun
上陸できるのはスヴロイ島からのツアーのみのようです。
酔っぱらって崖から落ちるのが危険だからということで、小ドゥイムン島はアルコールの持ち込みが禁止だそう。
Restaurant KOKS
https://www.bloomberg.com/news/photo-essays/2018-11-28/why-you-need-to-go-to-the-faroe-islands-in-13-stunning-images
絶景写真ではないですが・・・フェロー諸島で唯一の、ミシュラン星付きレストラン。この土地のものを使った料理なのだそうです。
予約が半年くらい埋まっていて、すごい人気とかいうのを、現地の人から聞きました。
各種絶景ポイントは、歩いてしか行けないところも。
上でピックアップした絶景のうち、カルーア灯台とソルヴァグスヴァテン湖の絶景ポイントはハイキングコースの先にあり、車では入れないところにあります。
つまり、絶景を堪能するためにはハイキングが必須。
ケァルソイ島のカルーア灯台の場合
ケァルソイ島の地図です。車は右下のTrøllanesというところでストップ。
行き方は以下のページが詳しく説明してくれてます。
ヴォーアル島のソルヴァグスヴァテン湖の場合
南北に細長いソルヴァグスヴァテン湖も、海と湖を同時に見られる絶景ポイントは、ハイキングコースの先っぽです。
ここの絶景を見たくて、現地のツアー会社に「ソルヴァグスヴァテン湖に行くツアーはあるか」という質問をしたら、「もちろんです。これこれのツアーに参加してください。」という回答が来ました。
が、実際参加してみると、陸側の湖沿いをちょっと走っただけだったんです。(最初の質問の仕方が悪かった、ということもある。)
そこがハイキングしないと行けないポイントと知った後は、いろんな人に行き方やルートを聞いて行ってきました。行けたから結果オーライですが、行く前から知ってれば良かったと思います。
ソルヴァグスヴァテン湖の絶景ポイント(Trælanípan)の地図です。車は幹線道路から少し奥までしか行けません。あとは歩き。 行き方は以下のページが詳しいです。
等身大の観光が可能なフェロー諸島
車で入れない場所が多い、ということは、自分の足で歩ける範囲内に、360度の素晴らしい景色が広がっているということ。
また、フェロー諸島の絶景は、ネットで見つかる有名写真だけじゃありません。空港を降りた瞬間から、もうぐっと胸を掴まれる光景なのです。自分の足で行った先ならどこでも、感動のファンタジックな景色を堪能できること間違いなし。
http://japan.um.dk/ja/infor-about-denmark/the-faroe-islands/tourism/
18の島はトンネルや橋でつながってたり、フェリーが運航してたりするので、デイツアーに参加せずに自力で隣の島に行って帰って、ということも可能です。
実際に行ってきた詳しい旅程や予約したツアー会社などは次の記事で。
(続く)
≪フェロー諸島旅行計画≫
- フェロー諸島に到着。緑色の島を北の方まで見に行く
- 見てきた!フェロー諸島の絶景2つと捕鯨の現場
- 海から見るフェロー諸島。断崖絶壁のヴェストマナバードクリフ
- 難易度Easy。トースハウンからキルキュボーまでハイキング
- トースハウン周辺の観光と、食べたものの記録