キプロス旅行記その3です。古代遺跡とモザイクが世界遺産のパフォスに移動。
目次
モザイクと遺跡とリゾートのパフォス
ニコシアから早朝のバスに乗って2時間、朝9時前にパフォスのバスターミナルに着きました。
昨日とは変わって晴れ!嬉しい!
バスターミナルからは、たくさん出ている路線バスの一つに乗車。ホテル名を出して聞いてみたら、このバスに乗れば良い、と教えてもらえました。
住宅街を抜けてリゾートホテルの並ぶ道路で降ります。
パフォスの古代遺跡めぐり
ホテルに荷物を預けて身軽になったら、さっそくパフォス観光です。
マリーナとパフォス城
ホテルの並ぶ道路をてくてく歩く。目的地は港の先っぽにあるパフォス城。
雨上がりで、冬だけどなんかぬるくてあったかくて、キプロスはいいところだなあ。
暖かいとは言っても冬。それなのに、マリーナでは海水浴してる白人がちらほらいて、驚きます。
ずっと向こうに見える小さい四角いのが、パフォス城です。
横の埠頭の先にだれか人がいる?とおもったら、よくわからない彫像でした。
後ろ手でカレイっぽい魚を持っている。
港で見つけた変な船。
到着です。中に入ったり上に登ったりするのには入場料がかかりました。
キプロス島の海岸線。
箱型の武骨な感じが良いです。
パフォスのモザイク
そのまま考古学公園に来ました。モザイクを見られる、野外博物館です。
パンフレットをもらいましたが、ものすごくアバウトな地図しかない。ほかの観光客の集まり具合を見ながら歩く。最初に見たモザイクは、アイオンの館。
中は床一面の素晴らしいモザイクが保存されてました。
色がきれい。この時代のモザイクはほんと、人物や動物が生き生きとしてて見ごたえがあります。
次、テセウスの館。
ここは野ざらし。この円形の、ミノタウロスのモザイクは見事でした。見た中でいちばん好き。周りを囲む模様はミノタウロスの迷宮を現しているのだそう。
床モザイクなので、なかなか全景を見るのが難しいです。
最後に、ディオニソスの館。
ここは、かなり広いけど、幾何学的なモザイクが多くて、人物の絵は上の写真くらいしかなかったです。
この考古学公園はものっすごく広いので、全部見ようとすると、すごい時間と体力を使うことになりそう。
必見のモザイクを見れたので、ここらで戻ります。
パウロの柱とパナギア・クリソポリティッサ教会
考古学公園を出てしばらく歩いたところにある、広大な敷地の遺跡。中央にあるのは15世紀のビザンティン教会建築です。
伝道の旅に出たパウロが縛り付けられ、むち打ちにされたという聖パウロの柱。
解説の看板。「驚くべきことに、中世の人々はこの柱に注意を払うことはなかった。」的な解説。それって・・・(偽物だからなのでは)と思いました。
教会のまわりにも美しい床モザイク。随分面積が大きくて豪華です。パフォスの総主教とか、そういう宮殿だったんじゃないかな。
15世紀の教会の形がまた、良い。
建物の周りを一周。良い教会建築は、360度美しいです。
中にも入れました。
遺跡の中にあってなかなか素敵な教会でした。
聖ソロモンのカタコンベ
幹線道路沿いの遺跡。木に短冊がたくさんつけられていて、異様な雰囲気でした。
門番猫。
洞窟の奥の方は水がたまっていて行けませんが、最初の洞窟にはイコンなどが飾ってありました。
タクシーチャーターで郊外の修道院と教会へ
パフォスの有名な遺跡では、もう少し離れたところに王族の墓ってのがあるのですが、ちょっと遠いのでやめました。
朝から観光しっぱなしですが、ここらで休憩。道路沿いのレストランで食事。
親切な店員さんだったので、親切ついでにタクシーを呼んでもらいました。
ここから、パフォスで一番行きたかった聖ネオフィトス修道院と、アギア・パラスケヴィ教会に行ってもらいます。
聖ネオフィトス修道院
まずは聖ネオフィトス修道院。かなり山の中にあります。
すごく静かだけど広い敷地で、ぱらぱらと観光客がいました。キプロス出身の聖人、ネオフィトスが修行した洞窟に建てられた修道院と教会です。
教会内は撮影禁止。ネオフィトスの遺骨が豪華な箱に入って、置いてありました。
教会と反対側、崖沿いに作られているのが、聖ネオフィトスが修行した洞窟。もともとの洞窟を保存するように建てられたのだと思いますが・・・こういう、崖と一体化している建物は大好きです。こちらは入場料がかかります。
近づくとこんな感じ。洞窟内も写真撮影禁止です。聖ネオフィトスがここで修行し、そして没したあと、洞窟内には聖ネオフィトスやキリストなどの壁画が描かれました。
写真がないのが残念ですが・・・すごく見ごたえがありました!狭くて天井の低い洞窟内いちめんに描かれた、鮮やかな壁画が素晴らしかったです。
静かな空間で、時間がゆったりしている。少し遠いけど、パフォスに行くならおすすめの観光地です。
アギア・パラスケヴィ教会
もう一つ見てみたかった、アギア・パラスケヴィ教会は街の中の広場みたいなところにありました。
アギア・パラスケヴィはローマで生まれた、2世紀ごろの修道女。この教会は9世紀の建築だそうです。
調味料入れの蓋みたいなドームがかわいい。
内部は写真撮影が禁止でしたが、古いフレスコ画やイコンなどが見ごたえのある教会でした。
ホテルが豪華だった
パフォスのホテルはゴージャスホテル。
客室にバルコニーが付いていて、海が見えるのです。
ベッドの奥のバスルームには大きい窓が付いていて、(電動でカーテンの開閉ができる)お風呂に入りながら海を見ることができます。
ホテルはパフォスのバス停の近くで探したのですが、適当なホテルがけっこう埋まっていて、しょうがないかー、と選んでみたリゾートホテル。意外に快適で満喫しました。海岸沿いは主な観光地から遠くて不便かな、と思ったけど、歩いてみるとそんなこともなく。
朝食ビュッフェは、ずらっと料理の並んだカウンターの向こうにシェフがいて、オムレツを焼いてくれるとか、そういうタイプ。西洋人の家族連れがたくさん泊まっていて、子供がいっぱいいて賑わってました。
(続く)
≪キプロス旅行計画≫