ギリシャにたくさんあるビザンティン教会。あまり知られていないけど、気になっていた名建築を見に、アルタとカストリアに行ったときの旅行記です。
目次
まずはプレヴェザ
ギリシャにあるアルタとカストリアという2つの街を目当てに、合計5日間かけてギリシャの上の方を横断する旅です。
夜のプレヴェザ
1日目は飛行機の遅れもあって、23時過ぎにプレヴェザ空港へ到着。タクシーでプレヴェザタウンについたころは、ほぼ24時頃。
しかし・・・賑わってます!カフェには人がびっしり。
港沿いは子供も走り回ってました。今日がお祭りとかそういうわけではなさそう。
日中が暑いから、(その時間は昼寝、)活動時間ががっつり夜にずれる、ということだと思う。
ホテルの近くのお店で、スブラキ・ピタを食べました。ギロ・ピタを食べたかったけど、ギロはもうおしまいということらしい。
ちなみにギロっていうのがケバブみたいな回転する柱にくっついている肉で、スブラキっていうのは串焼きの肉です。串を外してピタパンにくるんでもらいました。生の紫玉ねぎとトマトと肉!ポテト!ヨーグルトソース。美味しくてお腹いっぱいになる、大好きな食べ物です。
プレヴェザ・タウンは、近くにビーチなどがあるみたいで、ちょっとしたリゾートタウンらしいです。
朝のプレヴェザ
ホテルをチェックアウトしたら、バスターミナルを目指してプレヴェザタウンを歩きました。
途中すごく賑わっていたパン屋さんで買った、ギリシャのパン。
焼きたてなのかすごく熱々でした。外はフツーに暑かったので、少し後悔・・・
まだ午前中のプレヴェザの商店街。昨日の夜に引き続き大賑わいです。
KTELプレヴェザ バスターミナル
プレヴェザのKTELのバスターミナルは、街の中心部から1キロくらい、幹線道路沿いの墓地の隣にあります。
アルタまでは1時間弱の予定。すぐです。
アルタ到着
アルタへは、下の地図の左下から、アルタの街を囲む黄色い幹線道路をぐるっと回って、KTELのバスターミナルへ到着しました。途中、バスの中から有名なアルタの橋を鑑賞。(写真撮れず。)
KTELアルタ バスターミナル
到着は13時40分ごろ。ここで、翌日のイオアニナ行きのバスチケットを購入しておきました。
パナギア・パリゴリティッサ修道院
アルタの、いや、この旅行のハイライトでもある修道院。ここは8時から15時までしか開いていないので、急いで本日中に観光します。
地図を見て入り組んだ住宅街を進んでいったら、急な坂道を登らされ、一山超えることになり汗だくに・・・。
平面の地図しか見ていないとよくあるトラップです。
でもおかげで、坂の上の方から建物のドーム部分を見るという幸運に恵まれました!
大きい建物なので、ドーム部分は下からだとなかなか見えないのです。
入口、道路から見たところ。
少し角度をつけたところ。一見教会っぽくない、どっしりした箱型のフォルムがかっこいいです!
猛暑の中、他に観光客もいないところを建物の周りをうろうろして写真を撮る。
後陣部は修復中のようでした。ここから見ると教会っぽいですね。
もう少し回ったところから。
周りは修道院の僧房が取り囲んでいます。
この聖堂自体は、今ではビザンティン博物館として公開されているようなので、僧房はどう使われているのかちょっとわかりません。
色々な種類の植木の向こうに見えるパナギア・パリゴリティッサ修道院。この図もまた美しい・・・。
いよいよ、内部です。2ユーロか3ユーロだかの入場料がかかりました。
中央のドームの内側のパントクラトール。巨大な建物ですが、アーチではなく、石の台みたいなものの上に柱が置かれてその上のドームを支えているという構造でした。
ビザンティン教会でこういう方式は初めて見ました。これだと、アーチを支える壁がないので、空間が広くて開放的に見えます。
ほかに装飾は下の方に聖人像がずらっと並んでました。
イコノスタシスがそのまま飾られています。
ドームのキリストを拡大。
ドームを支える土台(ペンデンティブ?)には損傷の激しいモザイクがありました。
中も外も存分に見て、大満足のうちに退出。すごく良い建築物でした。出るときにアルタの観光マップをもらえました。
アルタの街・昼
パナギア・パリゴリティッサ修道院の後は、そこから徒歩5分くらいのところにあるホテルクロノスへチェックイン。
騎馬像のある広場に面した、マンションみたいなホテルでした。
酷暑でひと気のないアルタの街を、地図を頼りに歩きます。アギア・テオドラ教会。
門をくぐると、広場にぽつんとありました。開いてません。
ギリシャ語は全く読めないけど、なんとなく18時から開きそうな雰囲気です。
後陣のレンガ模様が細かくて素敵だった。
誰もいない道路をさらに歩いて、アギオス・バシリオス聖堂。
住宅街の中にある教会です。開いてません。ここも夕方になったら開くのかな。
もう少し歩いたら、立派な城壁が見えてきました。これがアルタの城。
ビザンティン時代の城塞がこんなに完全に残っているのは珍しいみたいです。確かに、凄いきれい。どこも壊れていません。
ただし中には何もなかったです。だだっ広い公園?みたいなところで、イベント会場の設営みたいなのが行われてました。
暑かったのでそうそうに退散。
誰もいない街を抜けて、ホテルの近くまで戻ります。お店も閉まってます。完全に昼寝時間帯。
昼でも開いていたグリルのお店でギロピタ。これ一つですごいボリューム。お腹いっぱいです。
(続く)
≪アルタとカストリア旅行計画≫
≪アルタとカストリア旅行記≫
- 四角い!アルタのパナギア・パリゴリティッサ修道院 ⇐今ココ
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