超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【テッサロニキ旅行記】2:日曜の教会(世界遺産)はおめかしした住民でぎっしり。日曜の朝の訪問結果

テッサロニキ世界遺産「初期キリスト教ビザンティン様式の教会建築群」の全ての教会の訪問記録、2日目です。この日は日曜日。パナギア・ハルケオン教会、アギア・ソフィア聖堂、聖パンデレイモン教会、Saviour教会、ロトンダ、アギオス・ニコラオス・オルファノス教会、ブラタドン修道院、オシオス・ダヴィッド教会、プロフィテス・イリアス教会に突撃。

(前回の記事)

tabikichi.hatenadiary.com

 

目次

 

 

パナギア・ハルケオン教会(3回目)

開いてます。

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3度目の訪問にして、中に入ることに成功。このとき日曜朝7時半。

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典礼の準備をしているところをこっそり見学。ナルテックスの天井部分に古いフレスコ画を確認しました。この教会が11世紀のものですが、フレスコ画もそれくらいのものか、もっと後から書き足されたものかは不明。

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カトリコン(主聖堂)内は修復されたのか、古い装飾はないようです。正教らしい豪華なイコンなどで飾られています。

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別の入り口側に1028のプレートを発見。建てられた年かな。

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最後に、この教会をもう一度外からとって、次に行くことにします。うーん、やっぱり良い形。

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アギア・ソフィア聖堂(3回目)

門、開いてます。

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こちらも朝の典礼の最中。だんだん人が集まってきているので、カメラ片手にこそこそ見学してました。

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中はすごく広くて、典礼の朗読?なのでしょうか、聖書を読んでいる声はスピーカーで隅々までいきわたるようになってました。建物自体は7~8世紀頃のものらしいです。

中央ドームの内側です。これが古いもののようです。カメラのズーム機能で何とか撮ったもの。。。キリスト、頭が大きく見える。

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主祭壇の奥のアプスに聖母マリアのモザイクっぽいものがあるのですが、前まで出ていけない雰囲気でした。

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この教会の横と、後ろ姿。ドームが平べったい。

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Saviour教会(2回目)

閉まってました。小さすぎて典礼などができる広さではないのかも。いつ開くのだろう。

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聖パンデレイモン教会(2回目)

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開いてます。

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中に入る前に外観を愛でる。やっぱこれくらいの大きさの、ビザンティンな建築が良いです。

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手前には井戸?があって涼し気。この建物はパナギア・ハルケオンよりも時代が下って、14世紀のものだそうです。

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狭い教会内で典礼進行中。ちらっと覗きましたが、中はむき出しのレンガで、フレスコ画やモザイクはありませんでした。

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主祭壇の左右に寄り添うようにこのような鐘つき小屋?がくっついています。

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ロトンダ(2回目)

ここは入場料がかかります。1人2ユーロとか、それくらい。

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入ったところはこのような感じ。

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円形の天井付近に損傷の激しいモザイクが残っています。

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 モザイクのデザインはこのようなものです。豪華な建物を背景に、両手を広げて立つ人々。

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何パターンかありました。ポーズがみんな同じ。

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衣装が豪華な人もいる。

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損傷が激しいですが、ラヴェンナで見たものと遜色ないモザイクです。

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全体はこのようにぐるっと円をえがき、中心部分は剥がれ落ちてなくなってました。

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出口付近の天井も、鳥や花のモザイクで装飾されてました。

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ここのモザイクは見応えありました。有料にも納得。ロトンダ、すごく面白かったです。

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アギオス・ニコラオス・オルファノス教会

ここから、テッサロニキの古い街並みの方へ、斜面を登っていくことになります。標識をたどって登っていくと、教会の裏に到着しました。

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正面はこれです。

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内部は人がぎっしり・・・。これは無理。少し見ていると、どうもみんな、すごいおしゃれして来てるのです。特に女性。それで、知り合いに出会ったら典礼の邪魔にならないように、静かに抱き合ってキスして(よく外人がやる挨拶)、椅子に座る、と。

中には入っていけないので、入り口からぱちっと一枚撮ったら、外からきた老婦人にノーフォト!と言って怒られてしまいました。この方もなんか結婚式のドレスみたいなの着てました。

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フレスコ画がすごそうだったのに、写真がダメな教会なのか・・・。典礼が落ち着いたころを狙ってまた来ることにしました。こちらが正門側。

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15時まで開いているそうです。そして月曜日は休み。

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ブラタドン修道院

アギオス・ニコラオス・オルファノス教会から、さらに坂と階段を登ります。今まで登ってきたところを見下ろすの図。

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これから登るところを見上げるの図。

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距離的に大したことないと思ってましたが、坂道と真夏の気温は盲点でした。まだ午前中で涼しいものの、どんどん気温が上がってきます。

頂上らしいところに着きました。

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ブラタドン修道院の入り口。もうこの時点で、典礼の朗読の大音量が聞こえてくるのですが。

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修道院はやはり人がぎっしり。入れないなー、と思っているところにおめかししたギリシャ人たちがどんどん車で乗り付けてくる。

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しょうがないので、周りを散策。修道院全景と、高台にある敷地から見下ろした街と海。

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オシオス・ダヴィッド教会

次のオシオス・ダヴィッド教会に行く途中に、ビザンティン時代の城壁らしいものの前を通りました。

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そして、迷宮の住宅街へ・・・

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何度か同じ道を通ったり、行った方向を間違えて戻ったり、ぐるっと回ったりしながら、ようやくオシオス・ダヴィッド教会に着きました!

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小さな教会には中に全員入れなくて、人があふれてる状態・・・入り口前の庭はさながらホームパーティー。おしゃれさせられた子供たちが走り回っている状態でした。うん、また来よう。

 

プロフィテス・イリアス教会

住宅街の坂を下り、割と大きなオリンピアドス通りに出ました。遠くに、巨大なビザンティン建築が見えてきます。

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大きすぎて全景が撮れない。

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予想はしてましたが、こちらも出入り口に人がはみ出す勢いでぎっしり。。。

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と、思ってしばらく外観をぐるっと回ったり写真を撮っていたのですが、ふと気が付くと、入り口から大量の人があふれ出てきている。もしや終わった?!

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この時10時半。後片付けや掃除をしているところにどさくさにまぎれて中に入りました。

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内部はこれと言ってすごいフレスコ画があるって感じでもなかったです。修復された、すごく新しい雰囲気。この建物自体は14世紀のかなり後期のビザンティン建築です。

少しだけ見つけたフレスコ画

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この時間だとほとんどの教会で典礼が終わっているのかもしれない。これから見に行く教会は全部ちゃんと見学できるかも?!期待、大です。

 

2日目の後半以降に見るところ 

初めて行くのが聖カテリーナ教会、アギオスアポストリ教会。それと、Saviour教会、アギオス・ニコラオス・オルファノス教会、ブラタドン修道院、オシオス・ダヴィッド教会のリベンジ。

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(続く)

The Mosaics of Thessaloniki Revisited: Papers from the 2014 Symposium at the Courtauld Institute of Art

テッサロニキ旅行計画≫

  1. ビザンティン様式の教会建築なら、ギリシャのテッサロニキに見に行こう
  2. 初期キリスト教・ビザンティン建築観光ルート

テッサロニキ旅行記

  1. 暑い時期のお昼はクローズド?世界遺産教会群、土曜の午後の訪問結果  
  2. 日曜の教会(世界遺産)はおめかしした住民でぎっしり。日曜の朝の訪問結果 ⇐今ココ
  3. 世界遺産教会群を日曜に見学する場合は、午前10時半以降が良いみたい。
  4. カフェだらけのテッサロニキ、アンティーク通りなどを街歩き。
  5. 街で食べて美味しかった、ギリシャ料理レストラン