ジェノヴァ旅行記、1日目後半、がっつり観光編です。ストラーダヌオーヴァ博物館で豪邸を堪能し、サン・ロレンツォ教会で聖遺物を拝み、海の博物館で潜水艦体験。終始リヴィエラ感のただようジェノヴァを満喫。
(前回の記事)
目次
ジェノヴァ豪邸訪問の前に、路地裏に気を付けるべし
ジェノヴァの主要な観光名所のひとつ、豪邸ストリート、ストラーデ・ヌオーヴェ。(複数形)。そのうち最も有名なのがガリバルディ通り。そこから少し離れたところにも「スピノーラ宮殿」という豪邸が博物館として公開されているようなので、まずはそこを目指しました。
ところが、この「スピノーラ宮殿」までの道が・・・狭くて暗いだけでなく、辻々に網タイツとかタイトスカートの女性が立ってこっちを見ている。あからさまなそういう通りなのです。昼ですよ?昼なのに立っている。怖い。港町。
ひやひやしながらたどり着いた博物館は、午後から休館とのこと・・・。宮殿の写真だけ撮って退散しました。
後で調べたら、港に面している大きい通りの1本、2本裏当たりがそういう通りで、観光客はあまり近寄らないほうが良いみたいです。
ストラーダ・ヌオーヴァ博物館
人通りの多い道を通って、ガリバルディ通りに出ました。これがジェノヴァの豪邸ストリート。
インフォメーションで共通チケットを買って、白の宮殿から中に入ります。
白の宮殿内部はジェノヴァ強国時代に集まった?絵画のギャラリーでした。枚数は多いものの、個人的にはあまり印象に残ったものはなかったです。それよりも、途中で出たこのテラス。
道路の向こう側の赤の宮殿を臨む景色が、贅沢~
下をのぞき込むとこれまた美しい庭園。
ここから先がドーリア・トゥルシ宮となります。ここはコインコレクションがあるほか、パガニーニが使ったというヴァイオリンがうやうやしく展示されてました。
最後に、道の反対側の赤の宮殿。
贅沢な部屋をいくつか見学。
他に興味深かったのは、インテリアデザイナーがコーディネートしたらしい部屋。ルネッサンスな調度品と現代家具が良い感じでミックス。こんな部屋に住みたい。
3つの宮殿を見て、外に出ました。
この通りにはほかにも豪邸が並んでいるのですが、普通に会社とか銀行などで使用されていて入れません。1年に1週間ほど、これらの他の建物にも入れる特別な時期があるようなので、そのときに来てみたいです。
老舗お菓子屋さん Pietro Romanengo
ガリバルディ通りからフェッラーリ広場まで出る途中で見つけた、雰囲気抜群のお菓子屋さん。
金平糖みたいなキャンディが有名なのだそう。店内の写真も撮らせていただきました。クラシカルな調度品が素敵。キャンディはすごく繊細で上品で・・・「貴族の味!」という感想。
強国時代の名残?聖遺物
次にめざすのはサン・ロレンツォ教会。
この教会の宝物庫には、十字軍が持ち帰ったという「最後の晩餐で使われた皿」があるらしいのです。「十字軍が持ち帰った」という枕詞の聖遺物シリーズ、大好き。わくわく。
・・・しかし、なんとその聖遺物は「フィレンツェに貸出中」とのことで実物は見られませんでした!そのかわり、「ヨハネの首が置かれたプレート」というものを見ました。
ありがたい・・・のかな? 教会自体も大理石が優雅で、素敵な教会でした。
ポルト・アンティコとガラータ・海の博物館
外に出ると西日が。
うーん、リヴィエラ~。港に出てみました。
なんかデジャヴだわ・・・と思ったら、ディズニーシーにそっくり。いや、ディズニーシーがここに似せて作ったのでしょう。冷たいはずの冬の風もなぜか開放的。
次の目的地はこちら。ガラータ海の博物館です。
チケットを買うときに、「潜水艦にも行くか」どうか聞かれます。潜水艦というのは、これ。この中に入れるんです。
もちろん入りますということでチケットを買うと、ヘルメットを渡されますので、装着して、館内に入る前まず潜水艦へ。
本物を展示用に改造したんでしょうか。計器なんかもある程度いじれるようになってます。潜水艦映画は好きですが、ここに何日も閉じ込められるのは絶対に嫌だなー
海の博物館本体もかなり広く、船内の食堂や洗面所が再現されていたり、イミグレーション体験が出来たりして面白かったです。
(続く)
≪ジェノヴァ旅行計画≫
- (冬なのに)太陽も空気も風も色が違う!リヴィエラ感にノックアウト
- ジェノヴァ観光と街歩き。豪邸、聖遺物、港の散策と潜水艦 ⇐今ココ
- キオッソーネ東洋美術館と、日曜のポルト・アンティコ
- 王宮で豪華な部屋を見学。最後にジェノヴァ水族館