2017年4月。ヴェネツィア本島、2日間の観光記録です。旅行計画では35か所の予定。実際の旅行では、数え方にもよるけど、とりあえずキリ良く30か所観光できた、ということにする。まずは最初の13か所から。
(旅行計画)
【ヴェネツィア】本島内を2日間で30か所以上めぐる、想定観光ルート(丸1日と9時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
【ヴェネツィア】イタリア海洋国家シリーズ。2日間で周るヴェネツィア観光計画(丸1日と9時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
目次
- 観光地01:サンマルコ広場@夜
- 観光地02:ため息橋
- 観光地03:Museum of Palazzo Grimani
- 観光地04:サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂
- 観光地05:Scuola Dalmata dei SS. Giorgio e Trifone, San Giorgio degli Schiavoni
- 観光地06:サン・ザッカーリア教会
- 観光地07:サンタ・マリア・フォルモーザ教会
- 観光地08:サンタマリア・ デイ・ミラーコリ教会
- 観光地09:Church of St. Giovanni Crisostomo
- 観光地10:サンティ・アポストリ教会
- 観光地11:Ca' D'Oro
- 観光地12:Ca' Pesaro
- 観光地13:サン・スタエ教会
観光地01:サンマルコ広場@夜
飛行機を降りてから1時間半のヴァポレットに揺られ、疲れ切って到着したサンマルコ広場。この時ちょうど深夜0時。
この旅行中、なんども通ることとなるだろう超有名観光地ですが、夜の広場でしばし撮影タイム。後からわかったことですが、昼はもう祭りか!ていうくらい人だらけなので、夜は広場感を十分堪能できます。
ホテル Ai Do MORI
サンマルコ寺院のすぐ裏、という場所にしてはリーズナブル。
しかしエレベーターがありません。まずフロントに行くまでに階段を登らなければならないので、そのつもりでどうぞ。
部屋は可もなく不可もなく。たまたま取れた部屋がトリプルでした。
朝7時半に出発です。
観光地02:ため息橋
・・・と、その向こうに見えるパリャ橋。そしてパリャ橋からため息橋を撮影する観光客。
朝7:40です。
朝食
サンマルコ寺院の裏のパスティチェリアで。イタリアのこういうところのカフェって本当に美味しい。
朝の路地裏。・・・ではなく、運河裏。
歩いてサンタ・マリア・フォルモーザ広場に来ました。この後8時半からのオープンを待って、広場を眺めながら時間つぶし。
観光地03:Museum of Palazzo Grimani
パラッツォ・グリマーニ。グリマーニ宮。ここの屋敷がどういう由来か全く知らずに、内部のきれいな写真をインターネットで見かけて、それを見たいがために来ました。
ちなみにパラッツォ・グリマーニという施設がヴェネツィアには二つあるようです。もう一つは大運河沿いにあるみたい。こちらはサンタ・マリア・フォルモーザ広場のすぐ近く。この突き当りが入り口です。
内部には家具等の調度品は何もありません。ただ、壁や天井の装飾が見事でした。
上から天使が釣り下がっている部屋。イタリアの宮殿見学などで、このようなドーム付きで、美しい装飾の小部屋をたまに見かけるけど、何用途なのかはさっぱりです。礼拝堂っぽいけどキリスト的な装飾はないです。
天井の装飾が各部屋ごとに異なっていて、なかなか凝ってます。
こちらは入り口階段の天井。
暖炉のタイルも可愛い。
観光地04:サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂
地図を見ながらてくてく歩いて、次の観光地、サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂へ来ました。9時です。
建物の外見としては、隣のサンマルコ信徒会の方がまぶしい。
こちらは中は撮影不可と言われてしまいました。ベッリーニの祭壇画、ヴェロネーゼの天井画を見たはずなのですが、教会内が暗いせいか?全体的に色あせて見えて、あまり感動しなかったという記憶が残ってます。
日が昇ってきたころの、運河裏。
ちなみにヴェネツィアの街は迷う、というようなことをどこかで見かけましたが、どんな小さな道にも、分かりやすく大きな標識で通りの名前が書いてあるので、むしろ親切だと思いました。空港の水上バス乗り場でもらった大きな地図が、すべての通りの名前が記してあったので、だいぶ役に立ちました。
観光地05:Scuola Dalmata dei SS. Giorgio e Trifone, San Giorgio degli Schiavoni
日本のガイドブックの名称は、「スクオーラ・ダルマータ・サン・ジョルジョ・デッリ・スキアヴォーニ」。1500年代にダルマチア地方から来た人々によって建てられた同信組合の建物、とのことです。
1500年代というのはビザンツ帝国がオスマン・トルコに滅ぼされた後の時代。
「ダルマチア地方から来た」と言うのはつまり、ビザンツ帝国の滅亡後、ダルマチアも同様にオスマンに征服され、住民がヴェネツィアに逃げてきたっていうことだと思うんだけど、どうでしょう。しかし難民がこんな豪華な建物建てられるのかな。
ここはカルパッチョが描いた「聖人たちの生涯」の連作が有名。全部は分からないけれど、竜を退治する聖ゲオルギウスだけわかりました。テーマがわからなくても、絵そのものが面白い。ライオンを従えているのは聖ヒエロニムス?かな??
観光地06:サン・ザッカーリア教会
10時です。この教会は壁面がほぼ絵画で埋め尽くされていて、とても美しい教会でした。
2ユーロ払って、地下のクリプタも見学しました。水没してます。
教会がどれくらい古いのか不明ですが、何か遺構っぽいものがありました。
教会のすぐ側にあった、雰囲気ある薬局。じっくり見たかったけど、これからも見るべきところが盛沢山なので、さらっと見て次に行きました。
観光地07:サンタ・マリア・フォルモーザ教会
サンタ・マリア・フォルモーザ広場に戻ってきました。
広場を囲む運河。
朝は開いていなかった教会へ・・・と思ったのですが、ロープが張られていて見学は出来ない模様。内部に必見の何かがあるというわけでもなさそう。けど、この教会の外壁には変な顔がくっついてます。
観光地08:サンタマリア・ デイ・ミラーコリ教会
ガイドブックによると「宝石箱のような」と書かれている教会。その名のとおり美しいです。
1身廊の内部は簡単な構造で、大理石の模様が引き立ってます。結婚式の準備をしていて入れませんでした。
ヴェネツィアっぽい窓の形が素敵な道。
観光地09:Church of St. Giovanni Crisostomo
商店街の中にある教会。ベッリーニの祭壇画を見に。内部は写真撮影禁止でした。
観光地10:サンティ・アポストリ教会
歩いてサンティ・アポストリ広場へ。
鐘楼が目立つサンティ・アポストリ教会を見学。休憩も含めて、中にある絵を見たり装飾を見たり。
ランチ
サンティ・アポストリ広場にほど近いここのレストランで。12時ちょっと前に入れてもらえました。
口コミで人気だったお店で、12時過ぎてからどんどん人が・・・。自分も含め、日本人観光客も複数組来てました。
お客さんのほとんどが、右上のフリットミストを注文していました。。。美味しかったです!
観光地11:Ca' D'Oro
レストランをちょっと歩いたらカドーロでした。13時です。
この旅行で初めて遭遇した、大運河です。 さすがの迫力。
改めてこんな土地にこんな街を築いたヴェネツィア人すげーと思いました。大運河沿いに立ち並ぶ豪邸のおかげで、高級地・一等地の雰囲気があります。
カドーロの内部は美術館です。
マンテーニャの聖セバスティアンはアーチの入り口を持つ小部屋の奥に、うやうやしく展示されてました。
これは作者名も忘れてしまったのですが、日常っぽい風景が素敵だった絵。
カドーロのバルコニーから眺める大運河。
美しい装飾のバルコニーの内側はこんな感じです。
地上階は床のモザイクタイルが美しい土間的な空間。中庭につながってます。
大運河沿いの入り口・・・これがヴェネツィア式の正面玄関でしょうか。
中庭は真ん中に井戸。塀の装飾やぐるっと囲む階段が美しい空間です。
とにかく隅から隅まで贅沢で、すてきな建物でした。
水上の豪邸のある風景
13時50分、ヴァポレットに乗り込んで、御屋敷街を堪能。
観光地12:Ca' Pesaro
カペーザロ。水上バスから見るだけの建物です!なのでしっかりと見る。
端正なファサードにうっとり。
観光地13:サン・スタエ教会
ヴェネツィアならではの、運河に面した広場を持つ教会。ファサードがきれい。
内部はこんな感じ。この教会の見どころはなんと言ってもロケーションだと思います。
(続く)
≪ヴェネツィア旅行計画≫