超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【トロードス地方】キプロス山中の世界遺産教会群の詳細と、車で行くトロードス観光ルート(丸2日と8時間)

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2019年5月。キプロス島のトロードス山中に点在する、ビザンティン教会を見に行くことにしました。

 

目次

 

 

トロードス地方の壁画教会群

トロードス地方の壁画教会群、具体的にはこちらのウェブが詳しいです。
https://mytroodos.com/category/world-heritage/unesco-heritage/

いくつか現地ツアーなどを調べましたが、10か所の世界遺産教会すべてを回ってくれるツアーはなかったので、タクシーで2日かけて回ってもらいました。

上記は、以前のキプロス旅行の時に張り切って作った世界遺産教会マップ。 

タクシー会社はこちらを利用。

ラルナカで予約したアパートメントが、空港からタクシーを手配してくれたのですが、それがここの会社でした。

旅行会社だというので、そのままタクシーの中で、2日間のトロードス教会めぐりをお願いしたもの。1日目、2日目とも朝8時から17時頃までで、1日250ユーロのところを、少し割引があって、2日で480ユーロで行ってもらいました。

ツアーを手配しているだけあって、閉まっている教会に電話をかけて鍵を開けてもらったり、フレキシブルに対応してもらってありがたかったです。

 

1日目教会めぐりルート 

1日目の教会めぐり。ラルナカからニコシアまで行き、そこからトロードス山中に入ります。

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1:The church of Stavros tou Agiasmati

場所:Platanistasa(プラタニスターサ)村から3キロ。
壁画は15世紀後半のもの。
Church of Timios Stavros (Holy Cross) tou Agiasmati, Platanistasa | Troodos

2:The church of the Transfiguration of the Sviour(Metamorphosis tou Sotiros)

場所:Palaichori(パレホリ)村
建物と壁画は16世紀のポスト・ビザンティンスタイル。
Church of the Transfiguration of the Saviour, Palaichori | Troodos

3:The church of Panagia tou Araka ★

場所:Lagoudera(ラグデラ)村
建物は12世紀、コムネノス朝時代のビザンティン壁画が良好に残っている。世界遺産の中でも、良好なビザンティン時代の壁画が残る3つの教会の1つ。
Church of Panagia (Our Lady) tou Arakos, Lagoudera | Troodos

4:The church of Agios Nikolaos tis Stegis ★

場所:Kakopetria(カコペトリア)村
壁画は11世紀から17世紀まで。良好なビザンティン時代の壁画が残る3つの教会の1つ。
Church of Agios Nikolaos tis Stegis (St. Nicholas of the Roof), Kakopetria | Troodos

5:The church of Panagia Podithou

場所:Galata(ガラタ)村
建物は16世紀。壁画はイタロ・ビザンティンスタイル。(イタリア風ビザンティン)
Church of Panagia (Our Lady) tis Podithou, Galata | Troodos

6:The Panagia Asinou church ★

場所:Nikitari(ニキタリ)村
壁画は12世紀から17世紀まで。良好なビザンティン時代の壁画が残る3つの教会の1つ。
Church of Panagia (Our Lady) tis Asinou, Nikitari | Troodos

 

2日目教会めぐりルート

2日目は、残りの世界遺産教会のほか、キッコス修道院にも行ってもらいました。世界遺産じゃないけど、キプロス島民にとってはすごく重要な修道院らしい。(現地ツアーのほとんどに、この修道院は組み込まれてます。)

1日目と同じく、ニコシアからトロードス山中に入り、リマソールに出て、ラルナカへ帰ります。これらのルートは全部、タクシー会社が考えてくれたもの。

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7:The church of Agios Ioannis Lambadistis

場所:Kalopanagiotis(カロパナギオティス)村
時代の違う3つの教会に一つの屋根が架かる。壁画は12世紀から19世紀まで。
Monastery of Agios Ioannis (St John) Lampadistis, Kalopanagiotis | Troodos

8:The Church of Panagia tou Moutoulla

場所:Moutoullas(ムトゥラ)村
建物は13世紀。
Church of Panagia (Our Lady) tou Moutoulla | Troodos

9:The Church of the Archangel Michael

場所:Pedoulas(ペドゥラス)村
建物は15世紀。壁画はポスト・ビザンティンスタイル。
Church of Archangelos Michail, Pedoulas | Troodos

10:Kikkos Monastery and Museum

場所:Pedoulas(ペドゥラス)村
世界遺産ではないけれど、キプロスの重要な修道院
Religious & Cultural Monuments | Troodos

11:The church of Timios Stavros

場所:Pelendri(ペレンドリ)村
建物は12世紀。壁画は12世紀~14世紀のものが残る。
Church of Timios Stavros (Holy Cross), Pelendri | Troodos

 

ビザンティン時代の壁画で有名な教会は3つ

10件の世界遺産のうち、ビザンティン時代の壁画が特に良好に残っているものとして、現地ガイドやパンフレットに紹介されていたものが3件あります。これらに★を付けました。

3番目、ラグデラ村の Church of Panagia tou Araka (パナギア・トウ・アラカ)、4番目、カコペトリア村の Church of Agios Nikolaos tis Stegis  (アギオス・ニコラオス・ティス・ステギス)、6番目のニキタリ村、 Panagia Asinou church (パナギア・アシヌウ)です。

 

常にオープンというわけでもない

以前調べていたときからだいたい予測してましたが、これらの教会のすべてが、常にオープンしているというわけではありません。いくつかは、開いている時間が張り出されていたり、いくつかは閉まっていて連絡先の電話番号があったりしました。

前述のとおり、タクシーの運転手に電話をかけて開けてもらったところもありますが、そもそもオープン時間外で入れないところもありました。結果的には10件の世界遺産教会のうち、7つの教会の内部を見ることに成功しました。

 

 

(続く)

 

≪トロードス地方旅行計画≫

  1. ビザンティン教会の壁画が見たくて、リゾート気分も味わいたくて。2度目のキプロス 
  2. キプロス山中の世界遺産教会群の詳細と、車で行くトロードス観光ルート ⇐今ココ

 

≪トロードス地方旅行記

  1. キプロスのビーチリゾート・ラルナカを拠点に行く、山の中の教会探訪
  2. 教会めぐり続き。緑深いトロードス山と初代キプロス大統領の記念碑