2017年6月。ずっと行ってみたかったモザイクの街、イタリア・ラヴェンナ。ビザンティン帝国の文化を今に残す数少ない街で、栄華を極めた時代のきらびやかなモザイク装飾を見ることができるんです。ボローニャ駅経由で行くので、ボロネーゼも食べてこようと思います。
目次
モザイクの街ラヴェンナでビザンティン文化に浸る。
2017年6月。ずっと行ってみたかったモザイクの街、ラヴェンナ。オスマン帝国に滅ぼされたビザンティン帝国の文明の証が今も残っている数少ない街のひとつだそうです。
ラヴェンナには、栄華を極めた時代のモザイク装飾がたくさん残っているということです!
ビザンティン帝国の初期の頃に、ラヴェンナは重要性が失われ、忘れられたため、今見ることが出来るのは5~6世紀の初期ビザンティン帝国時代の教会や洗礼堂や礼拝堂です。今、これらは「ラヴェンナの初期キリスト教建築群」として世界遺産に登録されています。
でも、忘れられたおかげで、その後東側で起きたイコノスクラム(聖像破壊運動。偶像崇拝を極端に厳しく考えた勢力が、当時存在していたイコンや彫刻を破壊しまくったという運動)に巻き込まれずに済み、豪華な装飾が無傷で残ったというのも、現代の観光客にはありがたい点でもあります。
ラヴェンナの主な観光名所
サン・ヴィターレ教会
超有名な、ユスティニアヌス帝とテオドラ妃のモザイクがあるのがこの教会です。6世紀の建物で、内部のモザイク装飾は圧巻。
ガッラ・プラチーディアの廟
ギリシャ正十字型の建物。5世紀半ばにホノリウス帝の妹、ガッラ・プラチーディアによって建てられた。
ネオニアーノ洗礼堂
八角形の洗礼堂。内部のキリストの洗礼をテーマにしたモザイク画が素晴らしい。
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂
ラヴェンナから南に5キロほど。バシリカ型の巨大な建物で、内部にはキリストと12使徒をあらわす羊の牧歌的なモザイク。
・・・ガイドブックによるとこんな感じ。でも、もっとあるんです!ほんとに。いろんなブログや口コミサイトやラヴェンナサイトを見ると、どうも、こんなものじゃないのです。なるべく多くのモザイクを見られるように、観光ルートを考えたい。
ラヴェンナの行き方はボローニャ経由で、ついでにボロネーゼも食べる
ラヴェンナにはどうやって行けば良いのでしょうか。ガイドブックや個人のブログなどを見ていると、ボローニャとかフィレンツェから日帰り観光でも十分楽しめるようです。
フィレンツェで見残した観光で1日、ラヴェンナ1日の日程にするか・・・それとも行ったことのないボローニャ1日、ラヴェンナ1日の日程にしようか・・・。
と、むくむくと旅行計画が沸いてきました。
イタリア国鉄のサイトで調べた結果が以下。
フィレンツェからラヴェンナ:
所要2時間10分~2時間30分。ボローニャで乗り換えが必要
ボローニャからラヴェンナ:
乗り換えなしで1時間~1時間20分。
フィレンツェから行ってもボローニャを経由するようなので、玄関口の空港はボローニャに決まり。
また、ボローニャと言えばパスタ・ボロネーゼ。是非ともボロネーゼを食べたいので、ラヴェンナで丸一日観光し、その前後を移動+ボローニャ観光に充てることにしました。旅行期間は3連休の3日間です。
(続く)
≪ラヴェンナ旅行計画≫
- 1日目:モザイク巡りはネオニアーノ洗礼堂からスタート
- 2日目前半:アリアーニ洗礼堂、サンタポリナーレヌオヴォ聖堂 他
- 2日目後半:サン・ヴィターレ教会、サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 他
- 番外編:ラヴェンナのレストランとボローニャのボロネーゼ
≪二度目のラヴェンナ≫