ピサ旅行記です。旅行終了まであと5時間強のところで、ルッカに来ました。ルッカはもっと観光したかったと思える、魅力的な街です。
(旅行計画)
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目次
ルッカに着いたらまずランチ
ルッカまでは、電車やバスもあるのですが、あと5時間しかないし、面倒だったので、ホテルのチェックアウトと同時にタクシーを呼んでもらって、タクシーで行きました。チップ込で50ユーロくらい。特に指定はしませんでしたが、城壁内のルッカの街のど真ん中、サン・ミケーレ・イン・フォロ教会の前で降ろしてもらえました!
やはり見上げてしまう教会ファサード。何てことなさそうな街にこういうのがあるのがすごい。
よく見ると柱が全部デザイン違い。そして動物の絵は象嵌かな。芸が細かい~
その後は、あらかじめ調べておいた、日曜営業のオステリアに行きました。やっぱり日曜営業のお店は少ないみたいで、次から次へと家族連れや友人同士っぽいお客さんが入ってきました。
パスタと肉料理。ほっとする味。
ルッカのドゥオーモ
聖マルティーノ教会とも言われています。某ガイドブックには「ルッカの守護聖人である聖マルティーノ」と書かれているのですが、Wikipedia情報によるとルッカの守護聖人は聖パオリーノなんですって。(聖マルティーノ=聖マルタンで、フランスの守護聖人らしい。) 何かのイベントのテントが教会の目の前に設置されてました。
ドゥオーモのファサード。塔を建てるために右端が切れたみたいになってます。
中に入る前にぐるりと一周。後陣部の半円形に張り出した部分が優雅です。
白黒の大理石模様の境目には人の頭。
内部は、天井の鮮やかな青が目を引きます。
これは聖マルティーノの像ですね。物乞いにマントを切って与えるの図。
金色の鳥かごのようなもの。
この中にはキリストの木製の彫刻がうやうやしく飾られていました。この木造彫刻の製作者がキリストと関わりがあった人物だかなんだかというわけで、巡礼者が絶えないんだそうです。
外の壁には聖マルティーノの生涯。それよりも象嵌細工の動物の模様が気になります。ピサではこういうのは見ませんでした。
プッチーニ生家博物館
ドゥオーモから再びタクシーで降りたところまで戻ります。そこからちょっと行くとプッチーニ生家博物館があるのです。11月は開館時間が限定的。
プッチーニの住んでいたアパートは雰囲気の良い小さな広場に面しています。チケットは博物館の建物ではなく、広場にあるブックショップで購入します。
なお、この広場にはプッチーニ大先生のブロンズ像があります。威厳たっぷり。
博物館に入りました。生前使ってたらしいピアノ。
こちらは有名なオペラ「マダム・バタフライ」(蝶々夫人)のスコアでしょう。
そしてこの左はそのドイツ語版と、右は・・・うーん、ポーランド語?
かなり芸術的に書きなぐられた譜面。
プッチーニ先生に送られた手紙。落書き部分を拡大。これはプッチーニの似顔絵でしょうね。かわいい。
「マダム・バタフライ」の初演時の写真でしょうか。西洋人の着物って、似合わないですよね~
なんでこんなにマダム・バタフライばっかりフィーチャーされてるんだろうと考えたら、このときのシーズン(2016-2017)のミラノ・スカラ座のオープニング・オペラがプッチーニの「マダム・バタフライ」だったことに思い至りました。
他にも舞台衣装の着物が展示されてたり。とても満足できる内容でした!
サン・ミケーレ・イン・フォロ教会とサン・フレディアーノ教会
教会も昼休みを終えてオープン。
こちらはフィリッピーノ・リッピの作品と、内部の様子です。
小雨の降り始めたルッカの街並みを歩きます。
次の教会は、モザイクが美しいサン・フレディアーノ教会。
教会の内部と存在感のある洗礼盤です。彫刻がすごい。
グイニージ通りとルッカ城壁
時間が押してきたので円形劇場跡はパスして、グイニージ通りを通って駅を目指します。暗いですが雰囲気ある街並み。
グイニージの塔です。頂上に木がこんもり。時間があれば、登ってみたかった。
狭い道を抜けると、城壁が見えてきました。天気が良ければ、この城壁の上を散歩するのも楽しそうです。
城壁をくぐる地下道を抜けると、すぐルッカの駅。
あんまり天気に恵まれないピサ・ルッカ旅行でしたが、十分楽しんだ2日間でした。ルッカが意外に面白かった!ピサ観光の際はぜひルッカもどうぞ。
≪ピサ・ルッカ旅行計画≫