ピサ旅行記です。いきなり飛行機がキャンセルというトラブルを乗り越え、奇跡の広場と斜塔の傾き具合に感動。
(旅行計画)
【ピサとルッカ】イタリア海洋国家シリーズ、ピサ。そしてルッカ。(丸1日と6時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
【ピサとルッカ】ピサの斜塔の予約方法、ピサ・ルッカそれぞれの観光ルート(丸1日と6時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
目次
ピサ空港に着かないというトラブル
1日目、11時にピサに到着予定の飛行機がキャンセルになりました。なんと・・・!!こういうことがあるから、時間を縛る予約は到着日の翌日にしといた方がよいのです。
(参考) tabikichi.hatenadiary.com
振替便の案内を受けた結果、ピサ空港行きの便は午後まで待たなければまりませんが、お隣のフィレンツェ空港行きの便なら、わりとすぐに出るということが分かりました。一刻も早く観光を開始したいので、フィレンツェ空港行きを選択。
フィレンツェ空港からは、タクシーで直接ピサ市内の旧王宮博物館まで行ってもらうことにしました。ちなみに固定料金で140ユーロでした。
・・・まあ少しお高くついたけど、結果的にタクシーが良かったかもしれません。なぜなら途中からすごい大雨になり、土砂降りの中、旧王宮博物館まで横づけしてもらったのがとても助かったから。
旧王宮博物館
雨が止んだ後に撮った、博物館の外観です。
博物館内は、昔のドレスやメディチ家の肖像画などが、年代物の調度品と並んで展示されていました。これは使い方はわからないけど、橋の上の陣取りゲーム的なもの。
むかしのピサの様子。奇跡の広場は昔から変わってません。
壁一面絵画の部屋がありました。
天井付近にセクハラ?がテーマの連作。
真ん中の方に、ブリューゲルのものらしい作品を発見。
この部屋ではありませんでしたが、ラファエロの作品。とても小さいです。
外に出ると、土砂降りは収まったものの、雨。川沿いの道も、雨。
ランチ場所とホテル
奇跡の広場を少し通り過ぎたところにあるオステリアでランチにしました。
Taverna di Emma
チンギアーレ(猪)とかコニーリョ(ウサギ)とか、トスカーナ地方の肉料理が美味しそう。常連っぽい客と観光客で、すごい賑わってました。そして美味しそうなメニューはけっこう品切れてたので、ランチは早めに、夜は予約がよいかもです。
ホテルはこちら。
住宅を改装したみたいなホテルで、天井が可愛らしいです。・・・が、部屋のバスルームが独立していません。バスルームの周りを分厚い仕切りで囲っただけ、という。天井が開いているのでバスルームの音は丸聞こえです。不思議な構造。
あいにくの曇り空の下、奇跡の広場を初体験
すごく天気が悪くて、小雨が降ったり止んだりの天気でしたが、初めてリアルに見た奇跡の広場には、素直に圧倒されました。
周りを遮るもののない広い敷地に、ピサ・ロマネスク様式の端正で美しい、しかも巨大な建造物がいくつも立っている。
あと、あちこちで力説しているのが、斜塔の傾き具合です。 肉眼で見ると、写真に写すよりもっともっと傾いて見えるんです。錯覚か何かでしょうか。写真では伝わらない、この傾斜度。
曇り空のカヴァリエーリ広場、ピサの街歩き
あまりに天気が悪くなってきたので、奇跡の広場は今日はこれでおしまいにします。明日の午前中の天気が少しでも回復してくれれば、その時にちゃんと観光しよう。ピサの街並みの向こう側に見える斜塔。
曇ってますが、カヴァリエーリ広場もなかなか雰囲気あります。
奇跡の広場以外にも、教会はあります。どれもピサ・ロマネスク様式。華奢な柱が何本も連なるさまが美しいです。
街の様子は奇跡の広場とはだいぶ雰囲気が異なります。壁の色と道の狭さが、奇跡の広場の白い建物・開放感とは対照的。
サン・マッテオ国立美術館
街中を抜けて、再び川沿いに出ました。サン・マッテオ国立美術館です。
ピサの教会や修道院にあった宗教画や木造彫刻などを展示している美術館です。宗教画は聖人の生涯などのテーマが面白いので好き。
マントをまとい、異教徒の父を踏みつけ、書物と剣を持つこの女性はおそらく聖バルバラ。
彼女の殉教までの詳細な絵が面白いです。
十字架を集めた部屋。
ロマネスク彫刻を集めた部屋。
なかなか面白かったですが、木造彫刻の保存のためか、かなり温度が低くて寒かったです。
外はすっかり真っ暗になりました。明日朝から斜塔に登ります。その後の天気によってはルッカに行くか行かないか、決めることにしました。
(続く)
≪ピサ・ルッカ旅行計画≫