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グリーンランド上陸
コペンハーゲンからグリーンランドに上陸。最初に降りたのは、玄関口となるカンゲルルススアーク空港です。
エアグリーンランドの機体は赤くてかわいい。
空港にはこんなポールがありました。Tokyoはここから10時間5分。
荒野の広がる感じが、最果ての地・グリーンランドっぽいです!
ここからヌークまでさらに1時間ほど飛びます。
エアグリーンランドの安全のしおり。救命胴衣の着方だけではなく、防寒方法まで説明されてます。寒いのが苦手な自分としては、心の底から墜落しないでほしいと願うばかり。
ヌークは北欧感があんまりない
ヌーク空港に到着です。
ヌークの街並み。
いきなり山がダイナミック。家がカラフルなのは北欧っぽいですが・・・
全体的にコンクリート色が強く、あまり北欧感がないです。
加えて、歩いている住民がほぼカラーリット。(グリーンランドに住むイヌイットをこう言うらしい。)
北欧ヴァイキングとの混血が進んでるものと勝手に思ってたので、イメージしてたのとギャップがありました。
カラーリットの人たちはモンゴロイド系。顔立ちはほんとアジア人です。そんな、日焼けした漁師っぽいカラーリットたちが路上で日用品を売ってたりする。
そして四角く並ぶコンクリートの建物。
雰囲気的に北欧というより、中央アジアの旧ソ連圏、かつて共産圏だった国に来たみたいでした。
特に直前まで、北欧の雰囲気そのままのフェロー諸島にいたので・・・同じデンマーク自治領でこうも雰囲気が違うのか!みたいな。
実際、あまりにも民族が違いすぎて、デンマークっていうのには無理があるんじゃないかと思います。
夕食はタイ料理レストランに入ってみました。
ヌークもイルリサットも、東南アジア系のレストランが多かったです。
普通にタイ料理で美味しい。むしろ結構おいしい。そして、やっぱ魚がすごく新鮮。
モーターボートで行く廃墟ツアー
翌日は予約していたツアーの日。
ツアーオフィスのある港の風景。ここらへんの風景はなかなか素敵です。
このツアーはモーターボートで、今は廃墟となっている入り江を見に行くというもの。行ってみると参加者は自分たち夫婦だけでした。
これがボート。思ったより小さい!海が近い。
オフィスに用意されている全身用の防寒&救命ウェアを着て、ガイドとともに出発です。
けっこうスピードが出ます。風が気持ちいい~
途中、ぷかぷか浮いてる氷山がありました。
スピードを緩めて、周りを一周してくれました。
かなり溶けてて、変な形になってます。
カモメの大群が一斉に海面近くの餌をとる様子。
いよいよ上陸します。
廃墟なのがもったいない!Kangeq Settlement
スピードを落として入り江の近くまで来ると、なるほど廃墟。
1960~70年代くらいまで人がいたみたいです。
ここは入り組んだ地形と丘がすごくきれいな場所でした。ガイドの案内に従って、丘を登って探索開始。
魚の加工場だったところらしい。
他に教会廃墟なんかもありました。丘の中腹に見えるのは墓地かな。
すごくきれいなところです。
たくさん生えている白くてふわふわした植物。拡大して撮影。
このあたりの家は、どうやら人が住んでいるらしい、とガイド。
たしかに・・・魚が干してある。別荘みたいに使ってるのかもしれない。自前のボートでここまで来て、家を修理して、魚釣ってみたいな。楽しそう。
廃墟にしておくにはもったいない美しさ。ヌークの街中よりも断然こっちのが雰囲気いいです。
水もすっごい綺麗です。
誰か、ここに部屋数限定の、隠れ家的なラグジュアリーホテル建ててくれないかなー。暖房、水回り完備で、窓が大きくて、部屋からこの海と入江の景色がどーんと見えて、なんかデトックスなプログラムがあって、ご飯もデトックス重視で美味しくてっていう。ヌークまで船で迎えに来てくれるの。
食べられるかどうかは別として、キノコもたくさん生えてました。
ちょっと忘れがたい、ほんとにキレイなところでした。
帰りのボートで、また別の氷山に遭遇。
モーターボートは海が近くて、大きい船に乗るのとはまた違った魅力がありました。
海も島も、空気も凄くキレイだった。
ヌークではもう一日、氷河クルーズのツアーを予約してたのですが、天気が悪くなり、波が高すぎて船が出せないと言われ、キャンセルになってしまいました。残念。
(続く)
≪グリーンランド旅行計画≫