超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【アヴィニョン】法王庁宮殿を見に、南仏プロヴァンスのアヴィニョンへ(丸1日と1時間)

f:id:tabikichi:20180926040329j:plain

2017年4月。ローマ法王が住んでいたことでも有名な、中世の城壁の残る街アヴィニョンに行くことにしました。

 

目次

 

 

1300年代にローマ法王庁があった街、アヴィニョン

南仏プロヴァンス

字面だけでフランスの素敵な雰囲気が漂ってくる人気の旅行先です。南仏にはこれまでニースやマルセイユカルカソンヌなどに行ったことがあるのですが、そういえばアヴィニョンとか、これぞプロヴァンスというところに行ったことがない。そう思ってアヴィニョンに行ってみることにしました。

ローマ法王がローマからいなくなった時代、法王庁があったのがアヴィニョンです。また、その少し前、1200年代には異端のカタリ派を支持したため、カタリ派を討伐するアルビジョワ十字軍による攻撃を受け、占領された最後の街でもあります。アヴィニョンは中世の宗教史を見ているとなかなか存在感がある場所です。

ガイドブックなどにはアヴィニョン橋の歌が有名、とありますが、どうしてもロンドン橋のメロディーが浮かんでしまって、結局アヴィニョン橋の歌は思い出せないままです。

 

アヴィニョンの見どころ

城壁の中は、歩いて観光するにはちょうどいい距離感のようです。

 

法王庁宮殿

f:id:tabikichi:20180926122737j:plain

やはりアヴィニョンと言ったらこれです。世界遺産に登録されています。

 

サン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)

f:id:tabikichi:20180926122754j:plain

ローヌ川の途中までかかるアヴィニョン橋。昔は全部かかっていたのだとか。

 

プティ・パレ美術館

f:id:tabikichi:20180927000614j:plain

法王庁宮殿の奥にある小さな美術館。イタリア絵画が豊富で、ボッティチェリの初期の作品も所蔵。

 

カルヴェ美術館

f:id:tabikichi:20180926124210j:plainMusée Calvet d'Avignon, musée des Beaux-Arts et d'Archéologie

16~19世紀の彫刻や金銀食器、絵画。絵画は近代のものも。また、エジプトのものもあるようです。

 

アングラドン美術館

f:id:tabikichi:20180926125018j:plainMusée Angladon - Collection Jacques Doucet - Visites, monuments, Musées en Provence

アヴィニョンの画家の他、セザンヌやマネ、モディリアーニなどのコレクションを所蔵しています。見ごたえがありそう。

 

ランベール美術館

f:id:tabikichi:20180926125832j:plainCollection Lambert - Visites, monuments, Musées en Provence

現代美術のコレクション。

 

musée Louis Vouland

f:id:tabikichi:20180926130520j:plainMusée Louis Vouland - L'Officiel des Galeries et Musées

17~18世紀の装飾美術のコレクション。キャビネットや椅子などの家具、食器などが主なものみたいです。

 

Musée Lapidaire

f:id:tabikichi:20180926130955j:plainLapidary Museum - Visits, Monuments, Museums in Provence

考古学博物館。ギリシャ・ローマ時代の発掘品や石棺などを展示。

 

城壁内の礼拝堂、教会

f:id:tabikichi:20180926132836j:plainAvignon - 21 quality high-definition images

地図で調べてみると古い教会や礼拝堂がいくつか出てきます。中でもChapelle des Pénitents Noirs(Noirs=黒)とかPénitents Gris(Gris=灰色)、Pénitents Blanc(Blanc=白)というように色の名前がついているところは、信者の活動の際の衣装の色をそのまま取ったものらしくて、由来が面白いです。(このタイプの名前の礼拝堂は、別にアヴィニョンに特有ってわけではないです。)たいてい門の前に、すっぽりとカバーをかぶって改悛する信者の姿が描かれてます。

 

アヴィニョンから行ける、近郊の素敵な場所

プロヴァンス地方は魅力的な観光地がたくさんあります。そのなかでも、アヴィニョンから日帰りで行くのにもちょうど良さそうなところを調べてみました。

 

ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)

f:id:tabikichi:20180926122826j:plain

ローマ時代の水道橋です。水道橋として残っているものでは最大の規模とのこと。世界遺産に登録されています。アヴィニョンからはSNCFアヴィニョン駅の近くにあるGare Routière(バスターミナル)から、A15のバスで40分ほどのようです。

Site du Pont du Gard
liO - Horaires de lignes

 

セナンク修道院(Abbaye de Sénanque )

f:id:tabikichi:20180926122837j:plain

ロマネスク様式の修道院がラベンダー畑の中にあります。アヴィニョンの駅からは40キロほど。アヴィニョンの駅からタクシーか、鉄道でリル・シュル・ラ・ソルグの駅まで行ってからタクシーになるみたいです。アクセスが悪そうなので、レンタカーや現地ツアーが効率良さそうです。

Map & Access - Abbaye de Sénanque

 

リル・シュル・ラ・ソルグ(L'isle-sur-la-Sorgue)

f:id:tabikichi:20180926122912j:plain

L'isleは島と言う意味。その名の通り、街の周りを運河が取り囲む、素朴で美しいプロヴァンスの街です。でもここが有名なのは、アンティークの街として。街にはたくさんのアンティークショップが並び、毎週末はマルシェやアンティーク市が立ちます。毎年イースターと8月15日に大規模なアンティーク見本市が開かれ、各国からディーラーが買い付に訪れるのだそう。アヴィニョンからはCentre駅からTERで40分。
Visit L'Isle sur la Sorgue - Capital of antique dealers in Provence | Avignon et Provence

 

リュベロンの村々(Luberon )

f:id:tabikichi:20180926122931j:plain

プロヴァンス地方に散らばる魅力的な小さな村々。公共交通機関はないので、車か、ツアーを利用すると効率がよさそう。
Office de Tourisme Luberon Cœur de Provence |

 

アルル(Arles)

f:id:tabikichi:20180926235647j:plain

ローマ時代の円形闘技場や劇場と、中世のロマネスクの修道院世界遺産に登録されている街です。画家ゴッホが過ごした街ということでも有名。ゴッホが絵に描いたので有名な跳ね橋は、オリジナルはなくなりましたが、復元されて観光名所になっています。アヴィニョンからはCentre駅からTERで20分。
Arles in Provence

 

(続く)

アヴィニョン旅行計画≫

  1. 法王庁宮殿を見に、南仏プロヴァンスのアヴィニョンへ ⇐今ココ
  2. アヴィニョンへの行き方と観光ルート

アヴィニョン旅行記

  1. ローヌ川のほとり、中世の宮殿と城壁の残る街を一日観光
  2. リル・シュル・ラ・ソルグのマルシェ、アヴィニョンで食べたもの