超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカーやキャンプなどはしません(できません)・・・。公共交通機関ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【アッシジ旅行記】漂う清貧の雰囲気。凛とした佇まいを保った中世の街

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アッシジの旅行記です。中世の街並みの中を凛とした空気が流れていて、不思議に襟を正したくなるような、まさに巡礼地って感じの街でした。

(旅行計画) 

【アッシジ】清貧の聖地にジョットの絵を見に行こう(丸1日と6時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

tabikichi.hatenadiary.com

 

目次

 

アッシジ

事前の計画どおり、ローマに前泊の後、朝一の電車に乗ってアッシジへ。

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テルミニ駅とアッシジ

到着は10時過ぎです。アッシジのホームにある看板のフォントが独特。
ここのホームにはトイレがあって、観光客がたくさん利用してました。

 

 

サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会

駅からてくてく歩いて、ポルツィウンコラ礼拝堂のあるサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会へ。内部は写真撮影禁止です。

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頂上にあるマリア像。 

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教会はかなり巨大で、クーポラは電車の中からも遠くから良く見えました。
教会の中にあるポルツィウンコラ礼拝堂は、古びた外観が巨大な教会に似つかわしくない、本当に小さな礼拝堂でした。
ここは聖フランチェスコがかつて修復した礼拝堂だそうです。彼が死ぬときもここに戻ってきて、この礼拝堂の中で生涯を終えたそうです。熱心に祈りを捧げる信者たちがたくさんいました。
写真がないですが、礼拝堂の外側の壁や主祭壇の板絵などが素晴らしく、信者に混ざって目に焼き付けておきました。

申し訳ないと思いつつも、修道士の服装が気になって激写してしまった。ロープがフランシスコ会っぽい。

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教会前にはキリスト教グッズの出店が出ています。また、入場するのに簡単な荷物検査がありました。

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B&B クオヴァディス 

駅に戻って、丘の上のアッシジまでバスで移動。

予約したB&Bの建物は、バス停のあるマッテオッティ広場から数分の場所です。サン・ルフィーノ教会の近くの細い路地にありました。

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路地だけで雰囲気抜群です。事前に到着時刻を伝えていましたが、ドアが開かないので電話を掛けると、ご主人が出てきてくれました。

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部屋の中はこんな感じ。

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窓からは他の家の屋根とその向こうの景色。

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朝食会場がすごかったです。オーナーご家族はワンフロア下の階に住んでいるようで、こういう家が日常使いってすごく贅沢だと思いました。でも冬は寒そう。

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サン・ルフィーノ大聖堂

荷物を置いたら、まずは一番近くの教会、サン・ルフィーノ大聖堂へ。

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教会内部はかなり新しい。

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ただ、せっかくだからと入ってみたここの付属美術館が良かったです。地下の広い空間に彫刻や絵画や、初期の遺構などがあり、たっぷり見学できました。

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建物自体の中世ロマネスク装飾も、見ごたえがあります。

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あいにくの空模様ですが、観光客はけっこういました。サン・ルフィーノ教会の前から、ロッカマジョーレを見上げることができました。この後お昼ご飯です。

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ランチ Osteria Piazzetta dell'Erba 

宿泊地からほど近い地元オステリアを訪問。

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地元住民らしいお客さんもたくさんいました。ハーブ使いがオシャレなカフェ風です。

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コムーネ広場

アッシジの街の真ん中にあるコムーネ広場に出てみました。ここだけローマ時代の神殿風の柱が目立つ建物があります。

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中は教会になってました。主祭壇のマリア像の後ろがワイルドな感じ。

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うろうろしてたらロッカマジョーレに行き着く

お腹がいっぱいになった後は、アッシジの街を散策。全体的に整っているというか、イタリア各都市の「中世の街並み」よりも土着臭が少ないというか。これは清貧のフランチェスコのイメージが先行するせいなのか、巡礼地としての努力?によるものなのか。

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道もキレイだしゴミとか落ちてないし。落書きもないし、座り込む若者もいない。

丘の上の斜面にある街なので、あちこちに階段や細い路地があって楽しい。

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楽しそうな道に気の向くまま歩いたり登ったりしていたら、いつのまに街を見下ろすところに来てました。

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引き返さず、道なりに歩いて行ったら、ロッカマジョーレに到着。 

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天気は良くないけれど、良くないなりに感動した景色がこちらです!

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サン・フランチェスコ聖堂

ここも内部は写真撮影が禁止。なので素晴らしかったフレスコ画、装飾、色鮮やかな天井画などはすべて自分の記憶の中オンリーです。

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素人的に思うのはやっぱり、清貧を主張して、貧しい生活を良しとしていた聖人のために建てられた大聖堂がこの豪華さってどうなの。ということです。

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この疑問に対して、シンプルに納得できる答えって誰も出せないんじゃないかなあ。「財産を持つのは悪」という考えって、一人一人が勝手にやる分には良いことかもしれないけれど、大勢でやり始めた途端に現実離れしますよね。

 

ところで、内部の絵画は本当に素晴らしかったです。一番のお目当て「傾いたラテラノ大聖堂を支えるフランチェスコ」(の夢を見るインノケンティウス3世)の本物フレスコ画とも対面できて大満足。ジョットの連作は興味深いエピソードが鮮やかに描かれていて、面白かったです。

 

ところで、このフレスコ画の連作の中で面白い場面がありました。

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小鳥に説教するフランチェスコ (ジョット)

小鳥に説教する聖フランチェスコ

・・・こんな人が現代にいたら、ただの頭おかしい人扱いですよ・・・。小鳥にキリスト教の素晴らしさを説いたってことでしょうか。「餌を見つけたら独り占めせずみんなに分け与えなさい」とか言ってたのだろうか・・・。小鳥からしたらたまったものではないような。

後から知ったのですが、このエピソードも大変有名な話なのだそうです。ジョットにも、他の画家たちにも描かれたモチーフです。たしかに、小鳥に説教ってインパクト大きいです!

なお、このように自然を愛する聖フランチェスコの姿勢が評価(?)され、今では環境保護守護聖人ってことにもなっているらしいですよ。

 

ちなみに聖フランチェスコとほぼ同世代で、パドヴァの聖アントニウスという聖人がいます。彼はフランチェスコを大変に尊敬して、フランシスコ会の修道士となった人ですが、この聖人には「魚に説教する」という逸話があるらしい・・・。師匠フランチェスコへの対抗意識??と疑ってしまいます。

(こういうのは、得てして本人の意図しないところでの、熱心なファンによる印象付けだったりするので、対抗意識を持ったとしたらきっと聖アントニウスのファンでしょう。エピソード自体もファンが作り上げたものかも、と想像。)

どこかの美術館でまさに「魚に説教する聖アントニウス」という絵も見たことがあります。

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これこれ。チューリッヒ美術館でした。

と、こういう感想は置いておいても、とにかく素晴らしい教会です。聖フランチェスコのことを全く知らずに入っても感動する、絵画で埋め尽くされた見ごたえ抜群の教会でした。

 

行きそびれたサンタ・キアーラ教会

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サン・フランチェスコ聖堂を堪能した後は、とうとう雨。

ロッカマッジョーレなどでふらふらしていたので、サンタ・キアーラ教会に行ってないことに気がつきました。

しかし、例によって土曜の夕方のミサっぽいものが執り行われていて、入れませんでした。17時前くらいです。

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明日、もし行けたら行ってみようと思います。

 

ディナー Taverna dei Consoli

夜はホテルの近くのレストランに行ってみました。

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なかなか美味しかったです。

店内に、アッシジの街や修道士を描いた絵が飾ってあって可愛かった。アッシジ生まれのイラストレーターとかの作品かも。

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聖人ビール

サン・フランチェスコ聖堂までの道沿いにはたくさんのお店やお土産屋さんがあって、宗教グッズから食料品、服や食器などいろんなものが売っていました。

そのうちの食料品店で買った、聖フランチェスコビール。

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王冠にも似顔絵がついていて可愛い。

ご当地ビールって、旅行に来た!て感じがするから楽しくて好きです。

 

(続く)

アッシジ旅行計画≫

  1. 清貧の聖地にジョットの絵を見に行こう
  2. ローマからの行き方、アッシジの想定観光ルート、テルミニ駅周辺の観光地

アッシジ旅行記≫

  1. 漂う清貧の雰囲気。凛とした佇まいを保った中世の街  ⇐今ココ
  2. 日曜のアッシジを後にして、ローマ・テルミニ駅から徒歩圏内の観光地めぐり