超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【テッサロニキ旅行記】3:世界遺産教会群を日曜に見学する場合は、午前10時半以降が良いみたい。

テッサロニキ世界遺産「初期キリスト教ビザンティン様式の教会建築群」の全ての教会の訪問記録、2日目の続きです。この後は聖カテリーナ教会、アギオスアポストリ教会に突撃。そしてSaviour教会、アギオス・ニコラオス・オルファノス教会、ブラタドン修道院、オシオス・ダヴィッド教会にリベンジ訪問。ホワイトタワーも行きます。

(前回の記事)

tabikichi.hatenadiary.com

 

目次

 

 

聖カテリーナ教会

オリンピアドス通りを西の方向へ行ったところに、住宅街に埋もれたビザンティン様式の教会がありました。

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正面はこちら。

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斜めから。

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住宅に囲まれていて、あんまり全体の造形がわかりません。この建物は13世紀のものだそうです。・・・斜め上空から全体の姿を愛でたい。

横の方を撮ったもの。8角形?のドームが全部で5個あるのでしょうか。

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後ろのキュートな後陣を撮りました。

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さてと、ここもちょうど典礼が終わった時間帯です。このとき10時40分。掃除中のところを一言断って、見学させていただきました。

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やはり内部はきれいに修復されていますが、一部フレスコ画の古そうなものもありました。でも、数は少ないです。

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アギオス・アポストリ教会

地図上では一番端に位置するアギオス・アポストリ教会です。ホーリーアポストリ、とか、DODEKAアポストリ、とかいろんな名前がついていて混乱した教会のひとつ。

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大体、ホテルでもらった地図にも「DODEKA APOSTOLI」という名前と「Agios Apostoli」と二つ書かれているんです。もしかしたら、「DODEKA APOSTOLI」という別の教会があるんでしょうか。誰か教えてほしい。

とりあえず、標識をたどっていくと大きな教会の後陣部に着きます。

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ぐるっと回って。

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こちらが正面です。

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典礼の終わった後で、例によって掃除中の中をお邪魔しました。神父さんが何やら信者の方からの相談を受けている傍らで写真を撮らせてもらいました。

この教会は、外観もすごくビザンティンで良いですが、それにも増して、内部装飾がすごいです!

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剥がれてたり無くなったりと、損傷は激しいですが、かなり残っている方。天井付近の絵。

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ドーム部分にも絵が残ってます。パントクラトールのキリストの顔のみ、きれいに無くなってます。

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もう一つのドームにもこのようなフレスコ画が。

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モザイクもありました。

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拡大。損傷のない状態で見たかった。

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これで、世界遺産教会群の一通りに足を運んだことになります。ここからは、中に入れなかった教会群にリベンジ訪問です。
 

アギオス・ニコラオス・オルファノス教会(2回目)

タクシーにてアギオス・ニコラオス・オルファノス教会へ。このとき11時半です。

典礼は終わってましたが、何人かの女性がすごくファンシーな飾りつけを準備をしていて、何かと思ったら洗礼の準備のようでした。結婚式と同じくらいのパーティー感。

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中には入れましたが、やはり写真はダメだそうです。英語が喋れる人がいたので、今日はどの教会もすごい賑わっているけど、特別な日なのか?と聞いてみたら、日曜だもの。という答えでした。

ちなみに写真は撮れませんでしたが、ここのフレスコ画もすごかったです。見ごたえがありました。

 

洗礼式に来たと思われるギリシャ人ファミリーが乗り付けてきたタクシーに乗り込んで、坂の上のブラタドン修道院を目指します。

ブラタドン修道院(2回目)

ブラタドン修道院です。

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こちらも洗礼が行われている真っ最中でした。

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洗礼式は教会の片隅で行われていたので、邪魔にならないように見学は可能です。

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大分穴だらけですが、フレスコ画が一部残っていました。イコンがきらびやかです。

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奥の小さな礼拝堂に、気になる看板を発見。St Paulっていうのは使徒パウロのことですよね。聖書にある「テサロニケの信徒への手紙」、ここで説教をした信徒たちへ向けて書かれたのでしょうか。西暦50年。途方もなく昔の話です。

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中央ドーム内には、パントクラトールが見えました。     f:id:tabikichi:20180209073551j:plain

拡大。これです。

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オシオス・ダヴィッド教会(2回目)

ブラタドン修道院からは、再び徒歩でオシオス・ダヴィッド教会へ。ちなみにやっぱり迷いました。

祭りの後状態のオシオス・ダヴィッド教会。

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誰もいません。内部です。

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中央祭壇のアプスに素晴らしいモザイクがありました。

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拡大。

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あまり他で見たことのない図柄です。この建物は6世紀のものなので、ざっくり考えると、ラヴェンナで見たモザイクやロトンダのモザイクと同時代ですね。

虹をバックに神々しいキリスト。円の周りに4福音書記者の象徴がいます。

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考え込む人。預言者の一人と言われているそう。

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こっちの人も預言者だそう。何を聞こうとしているのか。

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この教会には古いフレスコ画もありました。キリストの洗礼の図が興味深いです。

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ひとまずこれで、Saviour教会以外の教会は見学を終わりました!

このとき時間は12時15分。住宅街を抜けて、海沿いのリゾートっぽいエリアに行くことにします。

 

ホワイトタワー

Saviour教会以外を全部の見学を済ませ、充実感と達成感と共に、ホワイトタワーに来ました。ここまでくると観光客もすごく増えてきます。

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人数制限があるみたいで、少し待たされました。内部は緩い階段をひたすら登る感じ。要所要所の部屋で、テッサロニキの街の歴史に関する展示を見ます。

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頂上からテッサロニキの海岸沿いを見下ろす。リゾート。

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Saviour教会(3回目)

三度目の正直、Saviour教会。ランチの後、ホテルへ帰る途中に寄ってみましたが、閉まってました。もう日曜は開かないのだろうか・・・。それならそれで教えてほしいです。

 

(続く)

Lonely Planet Greek Islands (Travel Guide)

 

テッサロニキ旅行計画≫

  1. ビザンティン様式の教会建築なら、ギリシャのテッサロニキに見に行こう
  2. 初期キリスト教・ビザンティン建築観光ルート

テッサロニキ旅行記

  1. 暑い時期のお昼はクローズド?世界遺産教会群、土曜の午後の訪問結果  
  2. 日曜の教会(世界遺産)はおめかしした住民でぎっしり。日曜の朝の訪問結果
  3. 世界遺産教会群を日曜に見学する場合は、午前10時半以降が良いみたい。  ⇐今ココ
  4. カフェだらけのテッサロニキ、アンティーク通りなどを街歩き。
  5. 街で食べて美味しかった、ギリシャ料理レストラン