帽子みたいな形の要塞の街、モネンバシア。スパルタから行って、アテネに帰るまでの滞在記です。
(旅行計画はこちら)
【ミストラとモネンバシア】東ローマ帝国最後の都市の遺跡と天然要塞の半島。ギリシャのペロポネソス半島へ(3泊4日) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
【ミストラとモネンバシア】アテネから行くミストラ遺跡、モネンバシアへの行き方(3泊4日) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To
(前回の記事)
目次
- スパルタからバスで3時間、モネンバシア到着
- モネンバシア散策
- モネンバシアのレストラン・夕食その1
- モネンバシアのレストラン・ブランチ
- アギア・ソフィア教会
- 要塞
- 灯台
- モネンバシアのレストラン・夕食その2
- モネンバシアからアテネ、アテネのランチ
スパルタからバスで3時間、モネンバシア到着
スパルタのKTEL.Lakonia バスターミナルからモネンバシアまで、途中休憩を入れて3時間強です。この3時間は、アテネからスパルタの3時間と比べて、とにかく揺れました。道もぼこぼこのところが多かったです。
そして、海沿いを走り始めてしばらくしたら、モネンバシアの山が見えてきます!
相変わらず不思議な形です。
バスはモネンバシアまでの橋の少し手前で止まりました。KTELのバス停です。
17時過ぎで、もう閉まってます。
ここから見るモネンバシア。けっこう人が歩いている。
モネンバシアの地図。
ここで、B&Bのオーナーが迎えに来てくれてました。オーナーの車に乗って、モネンバシア要塞の入口まで来ました。ここから先は車両は入れません。
ゲートをくぐると、街で1本のメイン道路が細く伸びてます。
部屋はこちら。
バルコニー付きです。
室内はこんな感じ。雰囲気抜群です!
バルコニーから今来た道が見えます。
オーナーに、早朝のアテネ行のバスのチケットの買い方を聞いてみました。その会話の中で、タクシーだと4時間くらいで到着するんだけどどうか、との提案がありました。
オーナーの知り合いのタクシー運転手が200ユーロで行ってくれるみたいです。高いけれど、これは楽かもしれない。ということで、最終日の朝8時半に、モネンバシアの門の前で待ち合わせすることにしました。
モネンバシア散策
さっそくモネンバシア散策開始です。
いちいち雰囲気があって素敵です。どこに出るのか予測のつかない階段や小道やトンネルが魅力的。狭い街なのですが、迷路みたいで面白いです。
少し開けたところから見る、モネンバシアの山。
この城壁はヴェネツィア人の築いたものだそう。
次は、メインゲートを出て、さっき車で来た道を徒歩で本土まで戻ってみました。
橋を渡った本土側は、港のある普通のギリシャの街。パン屋やお土産屋などがあります。
モネンバシアのレストラン・夕食その1
この日は、モネンバシアの細いメイン通りに並ぶレストラン、Voltesで夕食にしました。
全体的に塩強めでした。モネンバシアソーセージ(左下)にはポレンタが付いてきます。あと、意外なのは、海に囲まれていて、本土の方には港もあるのに、シーフードメニューがすごく少ないこと。メニューにあっても「*冷凍」と注があったりしました。
モネンバシアのレストラン・ブランチ
翌日は、クレープのお店で朝食兼昼食を取りました。
このお店は、B&Bのオーナーから、電話すれば朝食を部屋まで運んでくれるよ~と教えてもらったカフェです。待つのが面倒で普通に食べにでかけました。
クレープの種類が、甘いのも食事系のもすごくたくさんあって、迷いに迷いました。食事系クレープはボリュームがすごかったです。上の写真右側は、フェタチーズとトマトとほうれん草です。
アギア・ソフィア教会
モネンバシアまで来た一番の目的は、この崖の上に建っているビザンティン教会を見に行くこと。ここからは見えないけど・・・
早速、街中にある案内表示に従って、階段を登ります。
階段の途中の高いところにも家があります。
見上げてみたところ。
見下ろしてみたところ。
岩と街。聞きなれない耳障りな音がするなあと思ったら、誰かがドローンを飛ばしてました。
見えてきました!
入口上部のレリーフ。
ナルテックス上部。
カトリコン(中央聖堂)です。
事前に知っていた情報よりも、かなり修復が進んでいました。
少し離れたところからの教会。これです、これこれ!これが見たかった~
・・・でも修復されたところが露骨に白くて、なんだか雰囲気半減の感じ。
要塞
そのまま奥の方に歩いて行って、要塞を目指します。
茂みの中を歩く。虫はあまり飛んでいないけれど、どでかい蜘蛛が何匹も綿みたいな巣を張ってました。・・・途中花があって癒されたけど、その花の茂みの下の方も、蜘蛛の巣だらけ。
見えてきました。
廃墟と草と岩の中に、要塞跡地がありました。
モネンバシアの山の頂上です。
海を見渡せます。
帽子型のモネンバシア。その山の上にいるってだけで楽しい。
街があるのと反対側の海。ちゃんと城壁っぽいものが見えました。
拡大。
さて、教会に引き続き要塞も見たし、街の方に降ります。
途中で売り出し中の家を見つけました。英語で小さくFor Saleと書いてあります。ここに家を買って、別荘にするってどんな感じだろう・・・。(もちろん買えないけど、)水回りは日本と同じレベルに工事したいな。
遠くに城壁が見えて、良い景色。
灯台
降りてきた広場です。この広場はほぼ街の中心という感じのところです。
モネンバシアの一番上に行ってきたので、今度は一番向こう側に行ってみます。
道なりに進んでいくと、だんだん街がなくなっていきます。
ついに城壁の向こう側へ出ました。
遠くに見えてくるのが灯台です。
灯台。
一周してみました。海が近いです。
灯台の中は資料館みたいになってました。城壁を振り返ったところ。
モネンバシアのレストラン・夕食その2
最後の日の夕食は、Oinomeloというギリシャ料理のレストランにしました。
ここでもシーフードメニューはほとんどなし。みんな肉が好きなのかも。「シーフードレストラン」というところに行かないと、魚介はあまり出てこないみたいです。
店名のOinomeloというのは、この地方で飲まれる、ワインと蜂蜜とシナモンなどの香辛料を合わせたものだそうです。食後に出てきました。甘くて、グリューワインとかヴァンショーっぽい味です。同じ通り沿いの酒屋にも置いてました。
アテネの空港でも買おうと思ったら、手作りするものらしくて、商品としては売ってないとのこと。
モネンバシアからアテネ、アテネのランチ
帰りは朝8時半出発のタクシーです。事前にB&Bのオーナーを通じて、タクシーを呼んでもらってました。
バスのときと同じで、スパルタ辺りまでは揺れがすごかったですが、そこから先はすいすいでした。
アテネには、12時ちょい過ぎに着きました。
モネンバシアでシーフードを食べられなかったので、開店したばかりのシーフードレストランで昼食。
モネンバシアに比べるとやはりお高めですが、美味しかったです。オモニア広場近くのTrataという店です。
ということで充実のミストラ&モネンバシアでした。いつか、ペロポネソス半島のマニ地方で教会をめぐってみたいです。
≪ミストラとモネンバシア旅行計画≫
≪ミストラとモネンバシア旅行記≫
- アテネからスパルタ経由でミストラへ。遺跡内の教会・修道院めぐり
- 引き続きミストラ。遺跡の中の充実のビザンティン教会群をじっくり堪能
- 歴史的な要塞は、そのまま迷路みたいな隠れ家リゾートに。モネンバシア滞在記 ⇐今ココ