イタリアのつま先、カラブリア州のビザンティン教会を見に行く旅行記。ラメツィア・テルメ空港からスティーロまで。
まずは足の甲から足の裏へ
南イタリア、つま先部分のカラブリア州にある、スティーロとロッサーノに行った旅行記です。1日目の行程はこちら。まずはスティーロを目指しました。
ラメツィア・テルメ空港から、ラメツィア・テルメ・チェントラーレ駅までは、地図上では1キロくらい。
なので、歩けるかなーと思って歩いてみたのですが、途中から、明らかに歩行者が入ってはいけないっぽい幹線道路の端っこを歩くことになったので、タクシーに乗るべきです。
ラメツィアテルメチェントラーレからは、乗り換えなしで2時間。途中カタンツァーロ・リドで少し長いこと停車します。
モナステラーチェ・スティーロの駅からスティーロの街までは、ホテルにお迎えをお願いしていたのですが、車がその時出てるから「Federico Bus」に乗ってきてくれ、と連絡がありました。
https://www.autolineefederico.it/portale/
モナステラーチェ・スティーロの駅前広場から出ていました。
ラメツィア・テルメでランチ
朝10:30に空港に到着し、まずはラメツィア・テルメの市街地へ移動。
とっても・・・田舎です。
スティーロへの電車の時間は14時過ぎ。なので、ランチを食べる予定でしたが、レストランが開くにはちょっと早かったので、カフェに入って暑さを回避。
こういう暑い時に飲むのは、コーヒーではなく、CHINOとかいう、イタリアでしか見たことのないジュースです。
これ、最初に飲んだときは苦くて、まっず!!と思ったんですが、イタリアに行くと、なぜか、もう一度飲みたい・・・と思うようになり、今では夏のイタリア旅行の定番ドリンクになりました。暑くて喉が渇いたときに、この苦みと炭酸がたまらないのです。
レストランが開く時間になったら、近くの住宅街の中のレストランに行きました。
家庭料理っぽいレストラン。
サラミとチーズの盛り合わせ。パスタはトマトソースのトロフィエと、ひよこ豆のオレキエッテ。
ハム・チーズ類は、適当に盛りつけられた感ありますが、すっごく美味しい。パスタは手打ちで、もっちもちでソースとよく絡んで美味しかったです。イタリアはこういう何気ないお店がうまいからやめられません。
2両編成の電車に乗る
ラメツィア・テルメ・チェントラーレ駅。空港の最寄駅なので、それなりに大きいです。
ホームで見つけた自販機コーナー。
しょーもないって言われたらそれまでですが、否応なく目に飛び込んでくる”Ero”の主張&連呼。上から順に読み上げたくなる。
もし自分が男子小学生だったら大変な騒ぎになったことだろう。
ところで調べたらイタリア語では過去形を示す単語らしい。Ero。無教養ゆえの大爆笑・・・。
乗車。モナステラーチェ・スティーロ行きは、2両しかありません。
乗ってからは、ひたすら田舎の風景が続く。
途中、カタンツァーロ・リドで警察が乗ってきました。乗客の身分証をチェックして回ってます。日本人の自分たちはパスポートを出す。
ツーリストかどうかの確認の後、行先を聞かれました。スティーロへ行くというと、カトリカを見るのか?と嬉しそう。地元住民にも有名観光地のようです。
カタンツァーロ・リドを出ると、イタリアの足の裏の部分。海沿いです。
ひなびた田舎の海。
なにも小洒落たところのない、ほんとの田舎の海です。
モナステラーチェ・スティーロ
モナステラーチェ・スティーロの駅は、待合室も券売機もなにもない駅でした。ここから電車に乗る人はどうやって切符を買うんでしょうか?!
(翌日分の切符は、ホテルのWi-Fiを使ってネットで買いました。)
この広場の前にバスが来るらしい。浮き輪とかビーサンとか売ってる雑貨店のおじいさんが、バスはここで待て、4時30分に来る。と、身振り手振りとイタリア語で教えてくれました。イタリアの観光地ではわりとみんな英語が話せますが、このあたりはそういう感じではないようです。
という訳で待ちます。
駅のすぐそこが海。
バスはこの広場の前に、予定時刻から10分程遅れて到着しました。
フェデリコバス。観光ツアーのバスみたいです。
発車したとたんに、あっという間に海は消えて、どんどん内陸の坂道を登っていきます。曲がりくねった山道はけっこう揺れました。
30分後くらいにスティーロに到着。
フェデリコバスの車体を撮影しました。
こういうロゴです。
(続く)
≪スティーロとロッサーノ旅行計画≫
- 南イタリアのビザンティン建築を見に、スティーロへ ⇐今ココ
- イタリアの山の中にひっそり残る、ビザンティン建築。スティーロのラ・カットリカ
- ビヴォンジ村のルーマニア正教の修道院を観光後、電車でロッサーノへ向かう
- おもしろ楽しい動物モザイクを見に、山奥の修道院へ
- ビザンツ文化と6世紀の福音書写本を誇る、南イタリアの山間の街