超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカーやキャンプなどはしません(できません)・・・。公共交通機関ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【ベルギー旅行記】1:充実のフランドル絵画を堪能したアントワープとブリュッセル

2016年7月。ブリューゲルの絵を見に、ベルギーへ行ってみた旅行記です。

(旅行計画)

【ベルギー】ブリューゲルを見に、ベルギーへ行こう。(丸1日と10時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【ベルギー】ブリューゲル作品を訪ねて。ブルージュも含めた観光ルート(丸1日と10時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

 

目次

 

アントワープはふんわりいい匂い

アントワープへは電車で行きました。ガイドブックにも載っていましたが、駅が素敵。

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鉄道の駅からは地下鉄に乗って、中心部の駅で降りたのですが・・・地上に出たとたん、ふんわり漂う甘いワッフルの香り。

なんて幸せな街なんだ、アントワープ

 

マイエル・ファン・デン・ベルグ美術館

この電車通り沿いの目立たない建物がそうです。

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中は奥行きがあってけっこう広く、展示の量も多かったです。

キリストの木彫。

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お目当てのブリューゲル作品はこちら。

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狂女フリート。(「悪女フリート」ともいう。英語では「Dull Gret(Mad Meg)」。原タイトルは「Dulle Grie」。)

この美術館の一押し絵画です。学芸員がとても近い距離で見張っている中で、緊張感ある鑑賞でした。

狂女フリートの顔アップ。狂っているとも、怒っているとも見えない、罪人にも見えないです。ただ何か必死な様子。少しポジティブ感もあります。

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公式HPによると、2018年2月現在、この絵は修復中で見ることはできません。

2019年がピーテル・ブリューゲル(父)没後450周年なのだそうで、そのアニバーサリーに合わせて修復しているのだそうです。

例えば狂女フリートは灰色のスカートを履いているように見えますが、本来これは深いコバルトブルーだったとのこと。長年にわたって堆積した汚れを落とすと、もっと色鮮やかな作品だったのではないか、と推測されているようです。

ということで、おそらく没後450周年記念の2019年中には、再度公開されるのではないでしょうか。アントワープでこの美術館を訪問するのなら、ぜひとも公開後をおすすめします。

 

 

この部屋の隣に、12面に分割された中に描かれた諺モチーフの絵がありました。諺の意味はわからなくても、ユーモアあふれる描写で面白いです。

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猫に鈴をつける。

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 月におしっこをかける。

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塀に向かって進み続ける。

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こちらはピーテル・ブリューゲルⅡ(息子)による「ベツレヘムの戸籍調査」。ピーテル・ブリューゲル(父)の模倣作品です。

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f:id:tabikichi:20180215045219j:plainこのあとベルギー王立美術館でピーテル・ブリューゲル父による本物と、ややこしいですがピーテル・ブリューゲルⅡ(息子)の模倣作品をもう一枚見ることになります。

 

フランダースの犬記念碑

そんなにフランダースの犬に思い入れはないのですが、記念碑があるらしいので歩いて行ってみました。土曜のアントワープは賑わってます。

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そしてこれが記念碑。日本語で文字が書かれた側面に、剥げかけてる英訳も発見。

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すぐ目の前のノートルダム大聖堂は、ものすごい混雑だったのでパスして、ブリュッセルに向かいます。 

 

 

マグリッド美術館

ブリュッセルについてホテルに荷物を置いたら、マグリッド美術館へ向かいます。マグリッド美術館と王立美術館は同じ建物で、内部でつながっているという複雑な構造でした。ついでに内部の展示順路もけっこう複雑です。

ここではマグリッドの作品を年代順に見れます。。。が、色々迷いながら見学してたので、撮った写真の順番はバラバラになってしまいました。

 

自分の知っている、「マグリッド」のイメージそのものの作品がこれら。

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こういうのもそうです。マグリッドの絵だよね、とすぐわかる。右はダリと迷うかも。

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一方で、マグリッドも生涯このような絵ばかり描いてたわけではないようで、これもマグリッドなの?と思う作品もありました。それが、これらです。

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マグリッドらしくない作品もなかなか新鮮でした。

 

個人的に引き込まれ、一番長いこと絵の前に立っていたのが、この絵です。

こちらは自分以外の鑑賞者にも凄く人気で、真正面のポジションは激戦区でした。ここの美術館は照明をすごく落としているので、撮影がけっこう難しい。 真正面ポジションは常にごついカメラを持った人たちが入れ替わり立ち代わりしていました。

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王立美術館(古典美術館)

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王立美術館のうち、見たのは古典美術館のみです。フランドル派の絵画が充実していて、とても見ごたえのある美術館でした。

フランドル派の画家、ファン・エイクの弟子だというペトリュス・クリストゥスによる、ピエタ

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クラナッハの作品。

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フランドル派といえば、ヒエロニムス・ボス。聖アントニウスの誘惑。これの本物はリスボン国立美術館にあります。こちらは「レプリカ」だそうです。

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そしてブリューゲルの部屋です。

ピーテル・ブリューゲル(父)によるベツレヘムの戸籍調査。

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ピーテル・ブリューゲルⅡ(息子)によるベツレヘムの戸籍調査。アントワープでも見たけれど、何枚も模写してたんですかね。

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ピーテル・ブリューゲル(父)による叛逆天使の墜落。この絵はテンションがすごいです。細かいところもいちいち面白くて、飽きません。

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テンションの高い、珍奇な生き物たちを拡大して写真に撮りました。

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主役の叛逆天使は真ん中にいるこの人だと思われます。

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ピーテル・ブリューゲル(父)による作品は他に1~2点、あとはピーテル・ブリューゲルⅡ(息子)による模倣作品が何点かありました。

小さい女の子が、ピーテル・ブリューゲルの父と息子のそれぞれの「ベツレヘムの戸籍調査」の間(けっこう離れている)を行ったり来たりして見比べていたのが可愛かった。間違い探ししてたのかしら。

 

そして、フランドル絵画に特有の生ガキ!

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どれも美味しそう。

 

ジャック・ルイ・ダヴィッド(フランス人)による「マラーの死」。 知らない画家だし、テーマになっているマラーさんもどんな人だか全く知りませんでしたが、目を引く作品でした。

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ブリューゲル埋葬地へ

美術館を出たらもう17時過ぎてました。奥に見える、草木で彩られた素敵な建物はピエール・マルコリーニ。カフェもある。

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ベルギーの街並み。クラシカルで素敵。

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と思ったらスケートボード施設があって、ゴリゴリのストリートな風景もありました。

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ブリューゲルが埋葬されたノートルダム・ド・ラ・シャペル教会は、17時でクローズのため、入れませんでした。でも教会の外にブリューゲル記念碑を発見。

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2019年で没後450周年。すごい昔ですね。

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旅行記の2はブルージュと、ベルギーで食べたものについて、です。

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(続く)

 

 

  

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