超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【グリーンランド旅行記】2:ヌークの街で、先住民族の綺麗なミイラを見たり、先住民族の料理を食べる

グリーンランド旅行記その2。ヌークの博物館や、街歩き。

目次

 

 

ヌークの国立博物館

港沿いにあるヌークの博物館に行ってみました。

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ここはすごく面白かったです!民族衣装からスタート。

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ひと昔前の、グリーンランドの室内。

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床に置いてあるのは伝統食。鯨の皮下脂肪を賽の目に切って生で食べるもののようです。Mattakというらしい。

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船の模型。

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アザラシのはく製が可愛い。

毛皮コレクション。

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そして一番の見所、ミイラです。

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女性3人と子どものミイラです。これは見ごたえありました。

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この博物館の一押し展示です。けっこう綺麗にミイラになってるのがすごい。やっぱ低温だからでしょうかね。

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表情のキュートな人形たち。

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この博物館、トイレ表示もカラーリット(グリーンランドに住むイヌイットのこと。)で可愛かったです。

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ヌークの美術館

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次はヌークの美術館に行ってみました。

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やっぱり氷河とか氷山とか、先住民に関する作品が多いです。

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2階部分は企画展コーナーになってました。

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港周辺の様子

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2日目の氷河クルーズツアーが悪天候でキャンセルになったときに、港周辺をうろうろしてみました。予約時にペイパルで支払ってたので、料金は一瞬で返金されました。

確かに波が高い。

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波打ち際にある謎の彫刻。人魚・・・?でもアザラシとかなんかいろいろいる。

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岩の上にも何やら立派気な人の彫像あり。

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これも何やら立派気な人。

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港近くの教会。閉まってました。

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白熊マークのカフェです。

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ここは北欧風のシナモンロールとかが美味しくて、居心地よくて良かったです。

 

グリーンランド伝統料理レストラン

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グリーンランドエアの機内誌にも紹介されていた、ローカル料理を洗練させた的なレストラン。シェフの顔がどーんと出ており、新進気鋭っぽい感じがビシビシ伝わってきます。

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黒板にあるカラーリット語のメニュー表示。スタッフが英語でどんなものかをひとつひとつ説明してくれます。観光客はもちろんですが、地元民っぽい人も食べに来てたのが印象的でした。

エビは大量に捕れるみたいです。新鮮です!パンもホカホカで味も美味しかった。

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シーフードシチュー。これも普通に美味しかったです。

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何か一つは伝統料理を・・・と思って注文してみたアザラシシチュー。米と玉ねぎ、ジャガイモ?と一緒に煮込んだものらしいのですが。

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ちょっとかなり癖のある味で、全部食べられなかった・・・。レバー嫌いなひとは絶対食べれないやつです。私はレバー大好きだけどダメだった。ごめんなさい。

 

そのほか街の様子

カチュアク文化センター。現代的な、北欧デザインっぽい建築でした。いろんなイベントがここで行われるらしい。

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ヌークのチボリ公園

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レゴブロックみたいなマンション。

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マンションに絵が描いてあったり、アート活動はそれなりに盛んのようです。

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少し高いところから見たところ。

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見慣れてくると、ここはこれでなかなか味わいある景色です。

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ヌークからイルリサットへ

早朝の空港。

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この日はここからイルリサットへ移動します。

空港から市内までの道を振り返ったところ。うーん、何にもない!

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イルリサットへの機内で、また、イルリサットから帰るときの機内でも感じたこと。

キャビンアテンダントが、まず明らかに英語じゃない言語で話しかけてくるんです。はて?という顔をすると英語になります。

カラーリットと同じく、日本人の自分たちもモンゴロイドの日本人顔。もしかして現地人と間違われている可能性が大いにあります。

イルリサット行きの機内から見た虹と飛行機。

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(続く)

グリーンランド旅行計画≫

  1. 厳しい自然は美しいに違いない。北極圏グリーンランドに行ってみる
  2. 首都ヌークと、世界遺産の街イルリサットの行き方と観光計画

グリーンランド旅行記

  1. 首都ヌークの街並みと、絶景廃墟ツアー 
  2. ヌークの街で、先住民族の綺麗なミイラを見たり、先住民族の料理を食べる ⇐今ココ
  3. イルリサットは氷山の美しい、風光明媚な街
  4. 雨の日は博物館、晴れた日は鯨を見る。
  5. イルリサットで食べたものと帰路 

 

 

 

【グリーンランド旅行記】1:首都ヌークの街並みと、絶景廃墟ツアー

グリーンランド旅行記その1です。ヌークに到着。

目次

 

 

グリーンランド上陸

コペンハーゲンからグリーンランドに上陸。最初に降りたのは、玄関口となるカンゲルルススアーク空港です。

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エアグリーンランドの機体は赤くてかわいい。

空港にはこんなポールがありました。Tokyoはここから10時間5分。

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荒野の広がる感じが、最果ての地・グリーンランドっぽいです!

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ここからヌークまでさらに1時間ほど飛びます。

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エアグリーンランドの安全のしおり。救命胴衣の着方だけではなく、防寒方法まで説明されてます。寒いのが苦手な自分としては、心の底から墜落しないでほしいと願うばかり。

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ヌークは北欧感があんまりない

ヌーク空港に到着です。

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ヌークの街並み。

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いきなり山がダイナミック。家がカラフルなのは北欧っぽいですが・・・

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全体的にコンクリート色が強く、あまり北欧感がないです。

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加えて、歩いている住民がほぼカラーリット。(グリーンランドに住むイヌイットをこう言うらしい。)

北欧ヴァイキングとの混血が進んでるものと勝手に思ってたので、イメージしてたのとギャップがありました。

カラーリットの人たちはモンゴロイド系。顔立ちはほんとアジア人です。そんな、日焼けした漁師っぽいカラーリットたちが路上で日用品を売ってたりする。

そして四角く並ぶコンクリートの建物。

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雰囲気的に北欧というより、中央アジア旧ソ連圏、かつて共産圏だった国に来たみたいでした。

特に直前まで、北欧の雰囲気そのままのフェロー諸島にいたので・・・同じデンマーク自治領でこうも雰囲気が違うのか!みたいな。

実際、あまりにも民族が違いすぎて、デンマークっていうのには無理があるんじゃないかと思います。

夕食はタイ料理レストランに入ってみました。

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ヌークもイルリサットも、東南アジア系のレストランが多かったです。

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普通にタイ料理で美味しい。むしろ結構おいしい。そして、やっぱ魚がすごく新鮮。


モーターボートで行く廃墟ツアー

翌日は予約していたツアーの日。

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ツアーオフィスのある港の風景。ここらへんの風景はなかなか素敵です。

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このツアーはモーターボートで、今は廃墟となっている入り江を見に行くというもの。行ってみると参加者は自分たち夫婦だけでした。

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これがボート。思ったより小さい!海が近い。

オフィスに用意されている全身用の防寒&救命ウェアを着て、ガイドとともに出発です。

けっこうスピードが出ます。風が気持ちいい~

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途中、ぷかぷか浮いてる氷山がありました。

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スピードを緩めて、周りを一周してくれました。

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かなり溶けてて、変な形になってます。

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氷山ってガリガリ君ソーダ味の色なんだなあ。

カモメの大群が一斉に海面近くの餌をとる様子。

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いよいよ上陸します。

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廃墟なのがもったいない!Kangeq Settlement

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スピードを落として入り江の近くまで来ると、なるほど廃墟。

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1960~70年代くらいまで人がいたみたいです。

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ここは入り組んだ地形と丘がすごくきれいな場所でした。ガイドの案内に従って、丘を登って探索開始。

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魚の加工場だったところらしい。

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他に教会廃墟なんかもありました。丘の中腹に見えるのは墓地かな。

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すごくきれいなところです。

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たくさん生えている白くてふわふわした植物。拡大して撮影。

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このあたりの家は、どうやら人が住んでいるらしい、とガイド。

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たしかに・・・魚が干してある。別荘みたいに使ってるのかもしれない。自前のボートでここまで来て、家を修理して、魚釣ってみたいな。楽しそう。

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廃墟にしておくにはもったいない美しさ。ヌークの街中よりも断然こっちのが雰囲気いいです。

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水もすっごい綺麗です。

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誰か、ここに部屋数限定の、隠れ家的なラグジュアリーホテル建ててくれないかなー。暖房、水回り完備で、窓が大きくて、部屋からこの海と入江の景色がどーんと見えて、なんかデトックスなプログラムがあって、ご飯もデトックス重視で美味しくてっていう。ヌークまで船で迎えに来てくれるの。

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食べられるかどうかは別として、キノコもたくさん生えてました。

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ちょっと忘れがたい、ほんとにキレイなところでした。

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帰りのボートで、また別の氷山に遭遇。

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モーターボートは海が近くて、大きい船に乗るのとはまた違った魅力がありました。

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海も島も、空気も凄くキレイだった。

ヌークではもう一日、氷河クルーズのツアーを予約してたのですが、天気が悪くなり、波が高すぎて船が出せないと言われ、キャンセルになってしまいました。残念。

Booking.com

(続く)

グリーンランド旅行計画≫

  1. 厳しい自然は美しいに違いない。北極圏グリーンランドに行ってみる
  2. 首都ヌークと、世界遺産の街イルリサットの行き方と観光計画

グリーンランド旅行記

  1. 首都ヌークの街並みと、絶景廃墟ツアー ⇐今ココ
  2. ヌークの街で、先住民族の綺麗なミイラを見たり、先住民族の料理を食べる
  3. イルリサットは氷山の美しい、風光明媚な街
  4. 雨の日は博物館、晴れた日は鯨を見る。
  5. イルリサットで食べたものと帰路 

【グリーンランド】首都ヌークと、世界遺産の街イルリサットの行き方と観光計画(9日間)

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2018年8月。あんまり暑いので、グリーンランドのヌークとイルリサットに行ってみることにしました。全部で9日間の行き方と観光計画。

目次

 

 

ヌークとイルリサットの観光日程と現地ツアー

グリーンランドへは、カンゲルルススアークの空港が玄関口です。ということで、コペンハーゲン経由でここに飛び、そこから、まず前半をヌーク、そして後半をイルリサットと行ってみることにしました。

 

観光日程

1日目(火)13:10ヌーク空港着
2日目(水)オープンボートツアー
3日目(木)氷山ツアー
4日目(金)フリーの日(博物館など)
5日目(土)8:15 ヌーク空港発
      10:25 イルリサット空港着
6日目(日)夜:氷山ツアー
7日目(月)フリーの日
8日目(火)鯨ウォッチングツアー
9日目(水)10:00 イルリサット空港発

途中のヌーク・イルリサット間の移動も含め、全部で9日間の日程です。ツアーの予約は、体力のなさを考慮に入れて、かなり余裕を持った日程にしました。

 

グリーンランドの現地ツアー

各都市の現地ツアーはトリップアドバイザーや、以下のサイトからいろいろな現地ツアー会社を調べて、値段が手ごろで良さそうなものを選びました。

www.greenland-travel.comvisitgreenland.com

調べてみて感じたことは、単発の現地ツアーじゃなくて、何日間かまとめたパッケージツアーの情報ばっかり出てくることです。

ハイキングするにも、フィッシングするにも、ガイドが必要な土地だから?デイツアーを探し当てるのにちょっと苦労しました。

それから、やっぱり値段が高いです。北欧も、フェロー諸島も高いなーと思いましたが、ここの土地はさらに高額。極限の地は値段も容赦ありません。

日程・価格や行きたいところを色々と考慮して、ヌークでは以下の会社のツアーを予約。

watertaxi.gl

こちらのOpen Boat Tourのうち、Kangeq – Abandoned settlementと、Glacier Cruiseというのを予約してみました。支払いはペイパルです。

 

イルリサットでは、日本人も多数利用していて口コミも多い、ワールドオブグリーンランドという会社のツアーを予約。

www.worldofgreenland.com

ちなみに予約したのは3か月前くらいですが、その時すでに、いくつかの時間帯のツアーは満席でした。

たぶん、各国から来るパッケージツアーの団体予約がけっこう占めるんじゃないかと思います。

個人で行くなら、相当早めに予約した方が良さそう。

空いているツアーの中から、3時間の氷山ツアー Iceberg Sightseeingと、鯨ウォッチング Whale Safari を予約。無難に船で行くツアーのみです。ここの会社は他にもヘリとかジェット機で見るツアー、半日がかりの長時間ツアーもあって、それも面白そうでした。

宿泊地

ヌークのホテルは全て満室で見つかりませんでした。

www.booking.com

ということで、エアビーにて、街の中にある一軒家を予約。

www.airbnb.jp

グリーンランドの一般的な家なのかもしれませんが、水回りが狭くて不便で苦労しました。(洗面所に流した水が足元から溢れてくるなど)

人の家体験は興味深いけど、やっぱり最低限の水回りが保証されたホテルに泊まりたかったです。

イルリサットでも、一番良いと言われているホテルを筆頭に、ほとんどが満室。(これもたぶん団体ツアーで連日埋まっていると思われる)。唯一空き室のあったHotel Avannaaを取りました。

www.booking.com

Wi-Fiが有料なのは痛かったですが、その他はホテルとして申し分なかったです。

 

観光ルート

ルートっていうほどではありませんが、ヌークの街はこんな感じ。空港から市内まではタクシー、市内は徒歩移動の予定です。

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調べてみると、カチュアク文化センターというのが市内の中心のようでした。
 

イルリサットはこんな感じです。空港からはホテルの送迎あり。あとは歩いて移動します。

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(続く)

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  1. 厳しい自然は美しいに違いない。北極圏グリーンランドに行ってみる
  2. 首都ヌークと、世界遺産の街イルリサットの行き方と観光計画 ⇐今ココ

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  1. 首都ヌークの街並みと、絶景廃墟ツアー
  2. ヌークの街で、先住民族の綺麗なミイラを見たり、先住民族の料理を食べる
  3. イルリサットは氷山の美しい、風光明媚な街
  4. 雨の日は博物館、晴れた日は鯨を見る。
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