超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

ヨーロッパに住んでいる旅行好きです。バックパッカー、キャンプ、ユースやドミトリー泊などはしません・・・。公共交通機関(やタクシー)ばかり利用してきた、これまでの個人旅行記録と旅のHow To。

【アイルランド旅行記】4:キャッシェルで満たされた、アイルランドロマネスク欲

f:id:tabikichi:20180116002548j:plain

アイルランド4日間の旅行記、最終日はダイサート・オディアをあきらめ、キャッシェルのコーマック礼拝堂へ。結果的に大満足。

(旅行計画) 

【アイルランド】ケルト色濃いキリスト教・アイルランドロマネスクを巡ってみる(4日間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【アイルランド】ダブリン拠点で行ける初期キリスト教・アイルランドロマネスク観光ルート(4日間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

 (これまでの旅行記

【アイルランド旅行記】1日目:ダブリンの観光 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【アイルランド旅行記】2日目:ダブリンからバスでグレンダーロッホに日帰りしてみた感想 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【アイルランド旅行記】3日目:クロンマクノイズとクロンファート教会をタクシーで回った結果 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

目次

 

 

行かなかったけどダイサート・オディア情報

4日目はダイサート・オディアかロックオブキャッシェルかで迷ってました。どちらも人間の頭彫刻があるらしいのです。ダイサート・オディアの方には一風変わったハイクロスもあって、どちらかというとダイサート・オディアの方を見てみたかったのですが、とにかくここはダブリンから遠い。f:id:tabikichi:20180110101900j:plain

長距離バスで片道3時間もかかるのはちょっと体力的に厳しい。疲れも出てきていたので、最終日は近場のキャッシェルに決定しました。

 

ちなみに、行かなかったけどダイサート・オディア情報。

公式ホームページには、

Open daily - 10.00 - 18.00hrs, 1st May to September 30th.
Other times by appointment.

と書かれています。アイルランド旅行は11月。アポイントメントが必要なのかわからなかったので事前に以下のようなメールをしておきました。

Hello.

I would like to visit Dysert O'Dea church, the tower and high cross on ●th of November.
Are they open ? If so, could you please tell me the opening hours?

Best regard,

これに対して、ただ一言、 

Open every day

とだけ返信がありました。つまり、毎日開いてるみたいです!

 

ロックオブキャッシェルへは、バスエーランで

キャッシェルへはコーク行きのバスで行けます。バス・エーランという会社のバスターミナルは、ヒューストン駅と反対側にあるコノリー駅の近く。

f:id:tabikichi:20180114102731j:plain

バスターミナルの様子。結構広くて、綺麗。コンビニもあるので朝のコーヒーとかパンとか買えました。

f:id:tabikichi:20180114102949j:plain

バスチケットは券売機で買いました。クレジットカード使えます。特に座席指定はなかったです。早い者勝ちかもしれないので、電光掲示板を見ながらバス乗り場に待機。10時発、キャッシェルには12時着。

f:id:tabikichi:20180114103331j:plain

帰りのダブリン行きのバスは、往きのバスの到着したのと同じ通りの反対側に止まります。

 

大きいことは正義 ロックオブキャッシェル

バスを降りたときから見える、ロック・オブ・キャッシェル。すごい修復中のようですが、巨大な要塞が一段高い丘の上にある様は、見るだけでわくわくしてきます。f:id:tabikichi:20180116001724j:plain

近づいたところの岩肌もなんかかっこいい。

f:id:tabikichi:20180116001738j:plain

いままでアイルランドで見てきた初期キリスト教修道院跡は、どれも小さい建物ばかりだったので、問答無用の巨大さを目の前にテンションが上がる。観光において大きいことっていうのは大事だと認識しました。

f:id:tabikichi:20180116001757j:plain

やっぱり天井は落ちてしまってますが、これまで見てきたものと規模が違う。

f:id:tabikichi:20180116003159j:plain

人の大きさと比較。

    f:id:tabikichi:20180116004101j:plain

とにかく大きい。巨大修道院です。

f:id:tabikichi:20180116004046j:plain

f:id:tabikichi:20180116004207j:plain

 

人頭装飾のコーマック礼拝堂 

コーマック礼拝堂は外壁を修復中でした。

f:id:tabikichi:20180116002240j:plain

内部です。

f:id:tabikichi:20180116002259j:plain

アーチに沿って並ぶ人の頭。

f:id:tabikichi:20180116002313j:plain

f:id:tabikichi:20180116002533j:plain

f:id:tabikichi:20180116002548j:plain

人の首がまるで真珠飾りのように用いられている。

内部はフレスコ画で装飾されていたようですが、色を落とす?細菌の働きによって、綺麗になくなってしまったのだそうです。

細かい模様の装飾もありました。

f:id:tabikichi:20180116004822j:plain

 

キャッシェルのその他の見どころ ホーリーアビー 

ロックオブキャッシェルの丘の上から少し先の方に見える黒い廃墟。ホーリーアビーという修道院廃墟です。

f:id:tabikichi:20180116005845j:plain

特段の装飾っぽいものは残っていませんが、これも一大巨大修道院。標識をたどって20分くらいで着きました。

f:id:tabikichi:20180116010048j:plain

  

以上でアイルランド旅行は終了。ハイクロスよりも、教会や修道院跡地よりも、生首装飾が面白かったです。 

 

ロマネスクの社会を散歩する (さまざまな語り手がいて歴史は光と影を放つ)

アイルランド旅行計画≫

  1. ケルト色濃いキリスト教・アイルランドロマネスクを巡ってみる
  2. ダブリン拠点で行ける初期キリスト教・アイルランドロマネスク観光ルート

アイルランド旅行記

  1. ダブリンの観光
  2. ダブリンからバスでグレンダーロッホに日帰りしてみた感想
  3. クロンマクノイズとクロンファート教会をタクシーで回った結果
  4. キャッシェルで満たされたアイルランドロマネスク欲 ⇐今ココ

【フィレンツェ旅行記】絵画・教会好きの観光ルート2泊3日踏破の感想

2017年2月。初めてのフィレンツェを2日と4時間で堪能する観光ルートを作成。ルートに沿って観光してみた感想。

(旅行計画)

【フィレンツェ】初めてのフィレンツェ。美術館を予約して名画を見よう(2日と4時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【フィレンツェ】絵と教会が好きな初心者のための、2泊3日のフィレンツェの周り方!(2日と4時間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

目次

 

 

1日目❶サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

 フィリッピーノ・リッピが描いた礼拝堂だけ明らかにレベルが違った。

f:id:tabikichi:20180412025830j:plain
f:id:tabikichi:20180412025834j:plain
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会とフィリッピーノ・リッピの礼拝堂

壁に直接描いたとは思えない人物の表情、陰影・・・じっくり堪能しました。

 

1日目❷ホテル・ペンディーニ

ホテル予約サイトでは花柄の壁紙の写真ばかり並んでいるけれど、通された部屋は極シンプル。クラシカルで水回りの清潔な良い部屋でした。

f:id:tabikichi:20180412030012j:plain
f:id:tabikichi:20180412030016j:plain
ホテルの入り口と部屋

1日目❸サン・ロレンツォ教会

図書館への入り口というのは普段は公開されていないようで、ミケランジェロ設計の図書館への階段というのも見つけられませんでした。

f:id:tabikichi:20180412030103j:plain
f:id:tabikichi:20180412030107j:plain
サン・ロレンツォ教会

1日目❹ドゥオモ、洗礼堂、ジョットの鐘楼

 当初ルートとは順番が逆になったけど、フィレンツエハイライト、ドゥオモ周辺です。周りにこまこました建物がすごく近くて、十分な面積の広場を取れていないのがもったいない。

f:id:tabikichi:20180412030147j:plain

ドゥオモは無料。

f:id:tabikichi:20180412030215j:plain
f:id:tabikichi:20180412030230j:plain
神曲を持つダンテ、クーポラ内部フレスコ画の頂上付近

 

洗礼堂に入るための共通チケットは、ジョットの鐘楼の下のチケットショップで並んで購入。購入した後も列があるから、何だろうと並んでいたら、鐘楼に登る列だった。

今別に階段なんて上りたくないんだけど!と思うも、狭い階段で後ろに押されるかのように鐘楼への登頂がスタート。疲れた・・・ でも景色は良かった。

f:id:tabikichi:20180412030352j:plain
f:id:tabikichi:20180412030357j:plain
ジョットの鐘楼から見たクーポラ、洗礼堂内部

 

わざわざホテルに予約してもらった、Trattoria Sostanza

電話のみしか予約を受け付けていない、フィレンツェの老舗トラットリア。席は基本的に相席だし、ワインはコップだし、ほんとに下町の食堂。

f:id:tabikichi:20180412032210j:plain

でも何てことないペンネや何てことないチキンソテーが衝撃的に美味しくて、すごく来てよかった。地元住民ぽいおじいさんのひとり客も多かった。

f:id:tabikichi:20180412032224j:plain
f:id:tabikichi:20180412032227j:plain
ミートソースのペンネアーティチョークのオムレツ

 

2日目❶ウフィツィ美術館

ウフィツィは朝いちばん早い時間に予約してたので、ちょっとの間だけ、それほど人のいない美術館を鑑賞できました。あっという間に人だらけになったけど。

f:id:tabikichi:20180412032301j:plain
f:id:tabikichi:20180412032305j:plain
早朝のアルノ川、人がまだ少ないウフィツィ美術館

 

2日目❷ヴェッキオ宮

映画インフェルノの舞台。それを抜きにしても見ごたえのある宮殿でした。

f:id:tabikichi:20180412032340j:plain
f:id:tabikichi:20180412032347j:plain
500人広間。
f:id:tabikichi:20180412032420j:plain
f:id:tabikichi:20180412032424j:plain
地図の間、アルメニアの隠し扉と誘導されるツアー客

 

2日目❸サンタ・クローチェ教会

内部で何が特別に素晴らしかった、ていう記憶がない。。でも全体的に美しい教会だったのは覚えている。皮革製造学校が珍しくてそっちばかり記憶に残ってます。

f:id:tabikichi:20180412032458j:plain
f:id:tabikichi:20180412032502j:plain
サンタ・クローチェ教会と皮革学校の入り口

 

2日目❹サンタ・マリア・デル・カルミネ教会

f:id:tabikichi:20180412032535j:plain
f:id:tabikichi:20180412032538j:plain
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会

マザッチョのフレスコ画がなんかすごいらしいとガイドブックで読んだので、行って見た。この教会では15分間隔で入場制限があって、午後に受付して、入れたのは1時間半後。早めに行ったほうが良かったかも。

     f:id:tabikichi:20180412032609j:plain

なんかすごいらしいというフレスコ画のすごさは、素人的にはあんまり伝わってこなかったです。美術史とか勉強してたらぐっとくるのかな。でもこの、楽園を追放されるアダムとイブの嘆きっぷりは、その前の堂々とした2人の表情とのギャップが良いと思いました。

f:id:tabikichi:20180412032651j:plain
f:id:tabikichi:20180412032654j:plain
アダムとイブ、ビフォーアフター

 

2日目❺パラティーナ美術館(ピッティ宮)

2日目の最後。この頃になると疲れもピークです。

f:id:tabikichi:20180412032745j:plain
f:id:tabikichi:20180412032750j:plain
ピッティ宮とパラティーナ美術館内部の様子

左がラファエロ。右はラファエロと見せかけてティツィアーノによる模倣作品。これとおんなじの、今朝ウフィツィ美術館で見た!

f:id:tabikichi:20180412032825j:plain
f:id:tabikichi:20180412032829j:plain
ラファエロティツィアーノによるラファエロのコピー「法王ユリウス二世」

 

3日目❶メディチ家礼拝堂

なんか思いっきり工事してました。中には入れましたが。養生のビニールシートががばっとかけられてました。しかし、それ以外はさすがの贅沢さ。

f:id:tabikichi:20180412033726j:plain
f:id:tabikichi:20180412033729j:plain
礼拝堂の天井と、ミケランジェロの彫刻

 

3日目❷❸サンマルコ美術館、アカデミア美術館→休館日

なんと、休館日!この二つの美術館は第1、第3日曜日がお休みだったのです。(2017年2月時点。)慌てて計画を立てるとこんなことになるので、気をつけましょうね。。。

 

代わりその1:ダヴァンツァーティ宮

メディチ家みたいな超貴族ではないけれど、フィレンツェの中世の商人貴族のお屋敷。当時の調度品などを展示。結構面白かった。

f:id:tabikichi:20180412033802j:plain
f:id:tabikichi:20180412033807j:plain
ダヴァンツァーティ宮

 

代わりその2:GUCCI MUSEO(2017年11月時点、改装?クローズド?)

グッチ美術館。これはとっても面白かったです。古いグッチのよさげな皮製品や、過去のドレスなどが展示されてます。ミュージアムショップも良かった。しかし・・・2017年11月に行ったときにはクローズドしてました。公式HPには新しく「GUCCI GARDEN」なるものがオープンすると告知が出てますが、レストランがあったり、これまでの美術館とは少し違うものがオープンする雰囲気。

f:id:tabikichi:20180412033955j:plain
f:id:tabikichi:20180412033959j:plain
オールド・グッチをたくさん見れる

 

3日目❹サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で買い物三昧

来ましたー。乙女心をくすぐるすごく素敵なお店。お店自体が素敵です。奥のカフェでいただくハーブティーが、なんかすごく体にいいものを飲んでいる気分になれます。 

f:id:tabikichi:20180412034033j:plain
f:id:tabikichi:20180412034037j:plain
うっとりする店内

 

フィレンツェの感想!何かの圧力が大きい 

見れない美術館もあったけど、「絵を見る」という点においては十分にてんこ盛りで大満足。

しかし、「観光圧力」みたいなものを感じてしまって、なんか窮屈でした。人多いし。感動したでしょ?するでしょ?すごいでしょ?と終始言われてるみたいな。

街並みもあまりきれいではない(すいません。個人の感想です)、建物の背が高く道が狭い。ドゥオモの周りにも広場がなくてせまい。。。

特にあちこちでたたき売りされている皮バッグの屋台。あれを見るとベトナムとかの東南アジアの街並みを思い出してしまう。

「街全体が美術館」という表現はローマには当てはまると思うけど、この街には当てはまらないのでは?以上が初見の、観光客の勝手な感想です。

(じゃあ来るな!ってすごい言われそう~)

この感想、好みの問題でもあるけど、自分の無学さというのも理由のひとつかなと思います。自分が余裕を持って、この街全体を美しいと思えるには、歴史の知識や芸術史・美術史を学んで何度か訪問を繰り返さないと無理かなあ。

 

美しいフィレンツェとトスカーナの小さな街へ (旅のヒントBOOK)

フィレンツェ旅行計画≫

  1. 初めてのフィレンツェ。美術館を予約して名画を見よう 
  2. 絵と教会が好きな初心者のための、2泊3日のフィレンツェの回り方!

フィレンツェ旅行記

絵画・教会好きの観光ルート2泊3日踏破の感想  ⇐今ココ 

 

 

 

 

 

 

【アイルランド旅行記】3:クロンマクノイズとクロンファート教会をタクシーで回った結果

f:id:tabikichi:20180114084605j:plain

アイルランド4日間の旅行記、3日目はクロンマクノイズとクロンファート教会。アスローン駅からタクシーチャーターで2か所回ってもらい、駅に戻ってもらいました。

(旅行計画) 

【アイルランド】ケルト色濃いキリスト教・アイルランドロマネスクを巡ってみる(4日間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【アイルランド】ダブリン拠点で行ける初期キリスト教・アイルランドロマネスク観光ルート(4日間) - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

 (これまでの旅行記

【アイルランド旅行記】1日目:ダブリンの観光 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

【アイルランド旅行記】2日目:ダブリンからバスでグレンダーロッホに日帰りしてみた感想 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

 

目次

 

 

アスローン駅までの電車、タクシーとの交渉

3日目はクロンマクノイズとクロンファート教会。この二つは(地図上は)近いので、最寄りの鉄道駅アスローンからタクシーで行ってもらう計画です!

f:id:tabikichi:20180110101900j:plain

ダブリンからアスローンまでは電車で1時間半。

ホテル(ドゥルーリー コート ホテル (アイルランド ダブリン) - Booking.com)からヒューストン駅までは歩いて行きました。15分くらいかかります。

(ちなみにこの日の朝は出発が遅かったので、初日のダブリン観光で見られなかった、セントパトリックチャーチとクライストチャーチを見学しました。)

 

事前に11時台の電車があると調べておいたので、電車の切符はヒューストン駅の自動券売機で、出発の40分前頃に買いました。券売機では座席指定のやり方がわかりませんでした。

Ireland rail travel information - Iarnród Éireann - Irish Rail

駅の様子。行く前に写真を撮り忘れて、これは帰りに撮った写真なので暗くなってます。ヒューストン駅は始発駅なので、簡単です。掲示板を見て自分の乗る電車が入ってくるホームに行けば良い。

f:id:tabikichi:20180114071517j:plain

電車内の様子。結構予約で埋まっていました。こうやって、予約座席の上には「どこどこ駅から予約済み」と出るのです。

      f:id:tabikichi:20180114081628j:plain

アスローンで降りる我々はちょうどよく、「アスローンから予約済み」の席を見つけたので、無事1時間半を座って過ごせました。  

 

アスローン駅に着いたら、駅前に止まっているタクシーと交渉。

f:id:tabikichi:20180114081436j:plain

クロンファート教会とクロンマクノイズに行って、16時のダブリン行き電車に間に合うよう駅に戻ってほしい。

しばらく考えたりどこかに問い合わせたりしていた運転手曰く、200ユーロで行ける、とのこと。クロンマクノイズのみだったら70ユーロだよ、とも言いました。

値切る相場もよくわかんないので、200ユーロで行ってもらうことにしました。クロンマクノイズのみが70ユーロというのはガイドブックに書いてある情報の通りです。

ちなみに!「クロンファート・カテドラル」という発音ではなかなか分かってもらえませんでした。「クロンフェルト・カテドラル」という感じの発音で通じます。

 

クロンファート教会の内部見学は完全に運

クロンファート教会に行くまで、何度か地元住民に道を聞いたタクシー運転手。周りの景色もちょっと不安になるくらい、すごい田舎を走りました。

30~40分迷いながら走って、やっと着きました!クロンファート教会。

f:id:tabikichi:20180114083441j:plain

小雨交じりの天気でおどろおどろしいです。手前の煙突みたいな塔の形も、焼却炉のような不穏な形に見えてしまいます。

この教会の入り口ドア上部、三角形の部分。

 

    f:id:tabikichi:20180114084127j:plain

拡大するとこれです。このぼこぼこしたのが全部人の頭。

f:id:tabikichi:20180114084305j:plain

うーん、クレイジー。これが見たかった、アイリッシュロマネスク。

      f:id:tabikichi:20180114084755j:plain

      f:id:tabikichi:20180114084808j:plain

      f:id:tabikichi:20180114085831j:plain

      f:id:tabikichi:20180114085853j:plain

どことなく土着の呪術っぽさを残す独特のキリスト教装飾。良いです。

 

そしてもう一つ、この教会の中を見学したい。そのためには「教会の右側の白い家の住人に鍵を借りる」ということらしいのです。(事前のネット調べによる)

f:id:tabikichi:20180114085143j:plain

これです。この家で間違いないのは、別の家から出てきた人に、鍵を借りる家はここで良いのか?と聞いたから。しかし、ノックしても、チャイムを押しても、誰も出てきません。

そうです、事前に心配していたとおり「不在」なのです。以下、近所の人との会話。

 Q 教会の鍵を持っているのはあの家の人か?
 A そうだ。
 Q あの家、今誰もいないんだけど。
 A 買い物にでも行ってるんじゃないかなあ。
 Q あなたは持っていない?
 A 持っていない。(いないならしょうがないよ的な笑顔)

・・・完全に運です、これは。中を見たかったけどしょうがないです。外観を見れただけでも良しとして、タクシーに戻りました。

 

クロンマクノイズ。できれば天気がいいときに来たかった

タクシーを走らせて、次の目的地、ハイクロスが有名なクロンマクノイズへ。こちらはとても有名な観光地です。なんといっても巨大なハイクロスがすごい。

    f:id:tabikichi:20180114090929j:plain

ハイクロスのうち、特に彫刻が見事な2体は建物内に移築されていて、雨風から守られています。とにかく大きくて、かなり見ごたえがありました。

また、外は広いです。外もたくさんの修道院や教会跡、ハイクロス、ラウンドタワーで見ごたえたっぷりです。

      f:id:tabikichi:20180114091858j:plain

      f:id:tabikichi:20180114092222j:plain

      f:id:tabikichi:20180114091409j:plain

      f:id:tabikichi:20180114091502j:plain

しかし、見てお分かりのとおり舗装された道があるわけではありません・・・小雨交じりの11月は足元もぬかるみ、そして寒い!天気がいいときか、暖かい時期に来るのがおすすめです。

 

(続く) 

【ビジュアル版】ヨーロッパ「ケルト」紀行 下巻=大陸編

アイルランド旅行計画≫

  1. ケルト色濃いキリスト教・アイルランドロマネスクを巡ってみる
  2. ダブリン拠点で行ける初期キリスト教・アイルランドロマネスク観光ルート

アイルランド旅行記

  1. ダブリンの観光
  2. ダブリンからバスでグレンダーロッホに日帰りしてみた感想
  3. クロンマクノイズとクロンファート教会をタクシーで回った結果 ⇐今ココ
  4. キャッシェルで満たされたアイルランドロマネスク欲